〜崩れ白〜
葵「星のあるべき場所!前回までは!!」
フェリティア「主人公君が引かれました」
葵「いつにぃざまぁ(ゲス顔」
…まぁ、ありがちな展開ですよね
フラグもちゃんと立ててたし、予想外ってわけじゃなかったと思います
目が覚めると見たことのない白が広がっていた
ここは…どこだ?
彩華送った後、確か本屋行って…
あれ?俺引かれなかったっけ。
俺、生きてんのか…?
とりあえず起き上がりあたりを見回すが床と壁の差がない白が広がるばかりで、脈を測るものもないし、点滴もないしベッドにテーブルがついているというわけでもない。
というか、ベッドさえない
俺床にねてたのか…?ん?寝ていた…のか?
事故にあった後だったし、ベッドに横たわってるもんだと思っていたが、落ち着いてみると床に立ってる感触も座ってる感触もしない。
ただ、ふわふわと浮いてる感じ
ふと下に視線を落とす…影さえ…な…
俺は絶句した。
影どころか足がない
とりあえず体を動かそうとするが、何も視界にはいらなかった。
頭の中では右手を挙げ、左手は目の前にかざしている、そして飛び跳ねてくるくる回るという誰かが見ていたら…いや、見ていなくても恥ずかしくて死にたいレベルのことをしている、だがしかし視線は回るように動いているものの、かざしてるはずの手は見えず床と壁の差ない白だけが視界にひろがっている
ここは病院ではないのか…?
ほんとにここはどこなんだ
落ち着いたところで段々自分の格好に耐えれなくなりやっていたことをやめ、座る。と言っても脳内だけでしてることらしいが。
夢でみるような世界観に俺は今日の出来事すべて夢で今も夢の途中にいるのではと思い始めた。
テレビで夢占いの特集組んでたからその影響か。よかったよかった…
いやまって、そしたら俺いつ寝たことになるの!?
それも夢か!?いやでも夢占いなんて見た事ねぇし…
りんごベリーサンドなんてもんもみたことないしな…
「あ、目が覚めた?」
どこか聞き覚えのあるような声が白の中で響いた
しかし、周りは白だけ。
周りには誰もいないし、何も無い
「ごめんね少し待ってて。」
そう言って声の持ち主はガサゴソと音を立てなにかしはじめた。
遠くの方で音がしているのかガサゴソという音はとても小さなものだったが
音が止むと、白の中にモニターのようなものが現れた。
そこに写っていたのは白衣を纏った髪が少し長めでメガネをかけた男性
化学の鹿原先生だった。
……え?
「鹿原先生!?」
思わず声を上げる。
夢にしたって引かれたんだからこんな変な場所にいたってまず先に出てくるのは医者だとおもっていたから驚きを隠せなかった
どういう神経してんだ俺…
「さて、君はこれは夢だと思ってるだろうけど。これは紛れもない現実世界です」
きっぱりと、真面目な顔でそう言い切った
しかし、真っ白しか広がってない、そして自分の身体もないのにこれが現実だと信じれるわけがない。
それに、こいつのいうことはなんかうさんくさく感じる。
「そんな疑わないでよ。本当だよ?」
対して困ってもいなさそうな困り顔を浮かべる。
「…じゃあ、仮にこれが現実だとして。なんで俺の身体がないんですか」
すると先生は微妙な困り顔からまた少し真面目な顔へと戻る
そして一瞬視線を下に落としてから俺のほうをみて口を開く
「あぁ…そこは僕の機械の中だよ。パソコン…とはちょっと違うんだけどそうと思ってくれて構わない
体は今手術を受けてる頃かな」
はぁ?機械!?
待ってくれ俺人間だよな…人間だったよな。
困惑している俺に話を続ける
「君は確かに普通の人間だったんだ。
けど、事故で引かれて体に大きなダメージを受けた。
手術してるとは思うが…車に挟まれてんだ。内蔵いくつか逝っててもおかしくないし助かる確率もあまり高いとは言えない。
そこでね、君の頭の中のものをクオーレっていう箱に移したんだ。
今は身体がないから機械の中にいてもらってたけど、身体の用意もできたようだからすぐそっちに移すよ」
声色は優しかった気がした。
が、さらっととんでもないこと言いやがったこいつ。
クオーレ?身体の用意?永くはないって…俺死ぬの?
「よく分かってないみたいだけどまぁ、大丈夫。身体移したらちゃんと話すよ。フェリティア、彼の誘導お願い」
はい という明るめな声が響き渡るのと同時に白からモニターが消え、代わりに小学生くらいのピンク色の瞳の女の子が現れた。
桜が似合いそうなふんわりとした印象だ。
そして、どこかへ案内されるのかと思いきや
俺の意識はすぐ遠のいてったーー




