何も知らない…でも動き出した
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目をつぶった…でも、微かに、いや、嫌気が差すほど耳から聞こえてくる…
その「大型の生き物」は近づいてくる…ドンドンと…
だんだんと周りが暑くなってくる…炎系の生き物で正解だ。
暑い暑い暑い…本を開いて突然襲われて次は炎系の生き物に倒されるという最悪のバットエンドだ。
「あーぁ」
死ぬ怖さより先に呆れがきた…
妄心しているとこういうことがおきるのだ…
確かに…もっと生きたいという思いはあった…
しかし、猛烈な怠惰に襲われる…
「どうせ…終わりなんだ…」
自分を自分が裏切ったそんな気持ちだ。
せめて最後くらいはかっこよく終わりたいそんな思いが動き出した。
「誰かに愛されて暮らしたい」
少しだけ体が動いた…今まで動けなかったのに…
足は血だらけで体も重い…でも立ち上がった。
そんな、ちょっとした虚栄心がうずいた…
ふらり…ふらり…と思い体を揺らしながら歩く…
今にも、倒れそうだ…
「あー」
もう、無心だ…少しでもという思いだけだ。
いざ、面と向かってその生き物に近づいてみた。
今ならよく見えるこれは蛇と竜が混ざったようなものだ。
「仕方ない戦うか…」
自分は…微かなポテンシャルを感じた。
手探りで手探りで服を見てみるとポケットがあることに気づいた…
何かが入っている…出してみるとそれは雑草だった…
雑草…何か考える…ここまで来ると来るパターンはこうだろう…
敵を癒すか自分が食べてみるか…
常識的に考えてこんなカピカピなものを食べる猛者はいないだろう…
よって、癒すことにした…
手を出した…すると、以外にもそいつは食べたのだ…
嬉しそうに…こんなものをあげてしまったという罪悪感を感じる…
そう思ったときだった…動物が何かに怒ったのか火を噴いた…
とっさに、逃げた…しかし遅かった…
足がやられてしまった…
「アァァァッ」
思わず、傷口をみた…すると、少し良いことが起きた…
雑草が何かの連鎖反応を起こし始めたのだ…
辺りは光に包まれていく…
気づくと…足は治っていた。
そして、体中に何かが燃えている…
これは…無双展開だろうか?…そう思いながら立ち上がった。
その瞬間、敵は死んだ…何が起こったかも分からない様な顔をして…
敵は、倒れた…地面から振動が伝わる…
燃えていった…瞬く間に…
自分が…殺したのか…
あの、笑顔が忘れられない…。壊してしまった。
そう思っていると何か景色が変わり始めた…
周りがタイルのようになってきて消えていった。
そして、気づいたら本を開く前にいたあの場所にもどった。
よくわからない白いやつは何だったのだろうか。やはり、ポルタネなのだろうか…
それと、あの竜みたいなやつの罪悪感が残る…
幸せそうだった…あの笑顔…
「はぁ」
悩むことがいっぱいでため息をついた…




