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Wanderer  作者: 流鏑馬
第1章 転生

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第34話 PTホームは猫だらけ

北方へ長期の遠征から戻った一行

クリス「何あれ?ホーム大きくなってない?」

トール「どうしてこうなった?」


勝手に増築され猫が増えている

猫人族の里がライデン市にあるみたい

住人は40を越えている

玄関開けたら一斉「おかえりー!」みたいな

PTホームに登録されているのはワンダラー4人と

猫メイド2人だけだが

他の猫達は登録せずホームの裏側にアパート風の建物が有り

勝手にPTホームの食堂を拡張し往き来できるようになっていた


トール「これは?」

マナ「猫人族がライデンで安心して暮らせる場所を私達が探してましたところ

ここの裏に空き地が有りましたので利用させて頂きました、

ギルドの了承は得ておりますので問題ありません」


トール「それなら繋ぐ必要なくない?」

クリス「部屋分けしてる意味なくなるね」

トール「全員の食事はここなんでしょ?」

ユナ「時間を分けて食事するようにしますので」


トール「そういう事じゃなくてPTホームの意味わかってるよね? 

誰が許可したの?族長さん?」

食堂に仲良く並んでいた4人のマグカップ等はきれいに無くなっていて

工夫して作った食料庫も消えて厨房用の食糧庫に変わっていた

クリス「マグカップや前有った食糧庫は?」

マナ「人数に合いませんので捨てましたが」

トールはユリのクビを掴み上げ「族長呼べやぁ!」

「殺すぞこらぁ!」といったが

ユリはブラブラして楽しげだった


飛んで来る族長 

トール「全て元に戻してよ!勝手に改築とかありえんでしょうが!」 

アパートはそのままてもいいから生活面は不可侵 

自分たちの食事は自分達でやって欲しいと約束させる 

マナとユナは解雇すると伝えるとこのような蛮行は二度としないので

解雇しないでほしいと懇願してきた 

クリスはトールより怒っていたので捨てたマグカップと食糧庫を元に戻せと言っている


廃棄した物はこの世には無い事実を知ったクリスは

マナユナの顔は見たくないと激昂し「解雇!」と唸る

猫達の所業を悪く思ったユリも関係ないが反省している

メルもわけわからないが反省している


トール「しばらく4人だけの生活がしたいのでマナユナさんは一度里に帰って下さい、

正直私も貴女方とは決別したいくらい怒っています 

貫通させた場所は元に戻して下さい」


族長以下猫達も混ざり作業を始める

そんな修羅場に移住祝いをもってギルド長がやってきた


顔が見えた瞬間にトールにバインドされクリスが顔の前に大楯を展開する 

トール「何故許可した?」と魔獣と対峙するような視線を向けられる 

イシス「族長様からの要請でしたよ ワンダラーさんのPTホーム近くに

猫人族の居住区を作りたいとの事でした 

ちょうど使ってない裏庭のスペースが良いとの事で許可しましたよ」

クリス「繋げる許可は誰がした?」

イシス「繋げるー? それは許可してませんよ 

PTホームは譲渡品ではありませんから大きさを変えたりしてはダメてすよ」

トール「でしょうね!」


猫人族の暴走が確定した 

トール「というわけなので全て元に戻して下さい」

クリス「家具も食器も元に戻せ!」

よほど思い入れが強かったらしい全く引かない

新しい物を次々上書きしていく猫人族からは理解不能だったが

大切な物だったと解ると理解して反省してくれているようだった 


結局建物は修復できたが思い出の品は戻らなかった

マナユナは解雇され家事はワンダラーでやる事に

不在の時は都度ギルドに依頼を出すことにした

依頼を受けた冒険者は周囲の警戒のみで中には入らないのが常識だった 

マナユナはいつでも復帰要請が来てもいいように裏のアパートに住んでいるらしい

ユリのパワーを近くで浴びるのが嗜好だったらしい


たまにアーデ達が竜で来ると猫は全員隠れて大人しかった 

アーデ「なにこれ?こんなの有った?」

トールはかくかくしかじかを説明する

アーデ達はここに来てくつろぐわけではない

魔王領ではできない料理を楽しげに作るのだ 

けして美味しくはないが付き合ってやる 

クリスは面倒そうに手伝っている

 

女性ばかりの生活も良いものだとトールは思っている

中身はおっさんなんだが

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