第29話 西方へ【後編】
しばらく周囲を探索していると塹壕のようなものを発見する
その塹壕を辿っていくと地下への入り口を発見した
他にも入り口は無いか探っているとそこそこの数の入り口を見つける
地図に戻って位置関係を記録していく 1部の部分を取り囲むような配置
この中心に何かあると察することができる
普通に軍事施設なのだとしたら、自分たちは摑まる感じかなーとか思ったが
最悪暴れたらいいんじゃね?とか安易に思っていたので気にせず進む
戦車?のような物を発見してしまう キャタピラではなく手押し車に
大砲のようなものが付いてるだけの九二式歩兵砲のような感じ
この先端だけを見て戦車と思ったのかと解った、もう一つは同じ車に機関砲
この機関砲は手巻き式だな ここから開発進めていく過程かな
相手が居ないと技術は発展しないと思うがどうなんだろうか・・
クリスが言う「火薬じゃないな、空気圧縮みたい」 空気銃?
それでドカーンじゃなくてパンパンだったのかな?
連射の方は何だろうか?手巻きハンドル回したら解った、この音か・・
手巻きバネで鉄球みたいなのを弾き飛ばしてる感じか、どちらも精度は無いなこれは
塹壕の入り口を囲まれてるのが解る気配がした さらに抜剣の音も聞こえるので
メルに濃霧と黒雲同時展開させて外に出る そ~っと出て兵士の後方に移動する
塹壕の穴の中を注視して動かない兵士を尻目にして森を離れる一行
西に進路を変えて進んでいると、やっと建物を発見する 家ではなく農機具小屋だった
中の様子を探るが人がいる気配は無かったので通過する
もうしばらく進むと今度こそ家を発見する、田舎にある小さな家が1~20件の集落だったが
人が住んでるような気配は無かった、畑も見えたが雑草が生い茂っていた
集落中盤の家を覗く やはり生活している様子は無かったので先に進む
この場所は雪山と森から北に行って海沿いをさらに西へ移動した位置だった
街道は続いていたのでそれを辿ってきたのだが行き止まりになってしまう
行き止まりというか木材で作った城壁に道が閉ざされている
城壁の奥からは人々の生活感が窺えるし活気のある話し声なども聞こえてきた
村か街に違いないと思い城壁に近づいていく 門番が一人ではなく10人位出てきた
自分たちを品定めするかのような下劣な視線を向けられる
トールは自分たちは冒険者で4人で旅をしていると伝えてみる
門番「ここはガルーシア帝国領北方師団の駐屯村だ」と言うと他の門番がゲラゲラ笑う
さっき見た兵士風の人たちは同じ制服を着ていたがこちらは違っていたので確認してみた
トール「本当に軍の師団ですか?、この先は通してもらえるんですか?」
門番はクリスだけを指さしてこの嬢ちゃんだけ通せるよ他はいらねー とか言う物だから
クリスが盾出して門番に突撃!トールはアローレインで後ろの9人を屠る
メルが小メテオで城壁破壊 中に入ってやばそうなのが数人居たので豚にする
捉えられていたであろう人々を次々開放し、盗賊風は全員豚にした
男性は少なかったが女性と子供はたくさん居て解放されても全員怯えていた
話ができるような状態の人は少なかったが聞いてみると
やはりこいつらは盗賊だったので、食料にするといいと言い残して
先に進ませてもらった、なぜクリスだけ・・・ やはりこの世はおっぱいか~と
トールは嘆いていた ユリもメルもそこそこ有るのだけれど人には魅力伝わらないかー
砦のような所を離れてしばらく行くと今度こそ街にたどり着いた
門兵に冒険者カードを見せて入場する ミーネより少し小さい街だった
人の街の料理ってどんなんだろうなと想像しながら食事できる所を探す
歩き回っているとやはり人族の国、猫と狐は注目される
食堂っぽい店を見つけて入店し4人座れるところが無かったのでばらけて席に着く
トール&メルとクリス&ユリ 隣近所に聞いたらパスタが有名だと言っていたので
それを注文する ナポリタン?トマト焼きそば? ちょっとわからんがおいしかった
この街では宿泊せずに夕方になる前に出立した トマトがおいしかったので仕入れておいた
西へ西へと進んでいるがあの街以降で街はおろか集落すらない
ガルーシアの北側は人が住んでないないのではないかと思うくらいさみしい限りだった
いい時間になったので野営することに シャワールームも進化して脱衣室が増設されていた
これでスッポンポンを他人に見られなくて済む メルの要望からつけるしかなかったのだが
夜も更けていき見張り交代でトールが就く 焚火の煙が目に染みる
100m位離れた所に気配を感じる 徐々に近づいてきたのでクリスを起こす
50m位に来て話しかけられる、「昼間は申し訳ありませんでした」
トールは何のことか分からなかったので「申し訳ないって?」
話し声に気づいてユリ、メルも起きる 「あなた方がこの国に入ったと聞いて、
盗賊軍どもから家族を取り戻したく討伐してもらおうとお頼みに覗おうとしましたが
警戒させてしまったようで度々返り討ちにあってしまいました、最後は見失い途方に暮れ
村に戻ったところ家族が戻ってきていて討伐してくれたことを聞いたのです、
さらに雪山の修復までしていただき感謝しかありません、盗賊軍が勝手にあの森に演習場等作り
国境線である雪山を攻撃してしまいました、魔王様から派遣された飛竜殿を攻撃したのも
盗賊軍の兵士どもです、この国は盗賊軍に侵されているのです」
トール「ほうほう・・、さっきやっつけたのは盗賊軍の何?」
「北方師団を名乗ってましたが雑魚兵です、本体は中央都市メッシュに駐留してます」
兵士「我々は帝国軍の生き残りで、ガルーシア皇帝陛下はメッシュに囚われてます」
生き残り23人って少なくない?? スト「いえいえ23人ではないですよ、もっと居ますとも」
とりあえず夜中だったがアーデに報告 アーデ「こんな夜中になによ!」
トールはかくかくしかじかを説明して問答無用で盗賊やっつけて早めに帰ると伝える
アーデ「はぁ?1PTでやれる事!?」 トール「魔王さんには適当に伝えといてよ」
緊急事態ではなかったのでユリ、メル、クリスは二度寝に入る
スト「妻たちの話によると盗賊が全員豚に変身したと聞きましたが、あれって食べられるのですか?
当面の食料にしてくださいとか聞いたと言ってましたが大丈夫なんでしょうか?」
トール「以前、同じように盗賊を豚にして食べましたが おいしかったですよ、喋れないけど意識は
有るみたいなので反省して死んでくれみたいな感じです、名とか付けると殺し甲斐があります」
スト「そうなんですね・・ もうどいつがどのブタかとかわからないですね」
トール「あの砦だけで50は居たのでしばらく食えると思いますよ、
あーあと魔法で豚になってるので最上級状態です、痩せる前にお召し上がりください」
スト「そっ、そうなんですね 解りました」
トール「また明日でいいので、盗賊軍の情報ください」
スト「わかりました、明日準備して改めてお伺いいたしますので、移動しないでくださいね」
トール「じゃこの辺で居ますね」
翌朝、周囲を探索して開けた場所を見つけておいた、再度深夜にアーデに連絡して
航空戦力を回すように頼んでおいた 翼竜10体位の部隊がいいと伝える
夜明けと共に翼竜が10体と飛竜が10体 東の空から飛来した ストの部隊もそれを見てしまったらしく
急いでこちらにやってきた やってきた翼竜隊は西部方面遊撃隊 隊長のエルゼと名乗った




