第27話 魔族の街
ライデン市発表
ダンジョン 初回100層 ワンダラー 130層踏破 ワンダラー&猫の森
これで猫の森も有名PTになったな 良いことだ
何気にギルドで依頼を見ていると、街道沿いの討伐依頼が増えていた
ライデン市周辺は魔獣が多いのですねーとか言ってると
ここ数か月で異常に増えてるという事だった
何か原因があるのかと尋ねてみると特に原因のようなものに見当が
付いてないとの事だった
ライデン市においてワンダラーの仕事は特に無かった
面倒な事限定で依頼をこなすようなPTになってしまっていた
ライデン市を離れ、西方へ行ってみたいと懇願するもなかなか許可が出ず
少々ストレスを募らせるワンダラーだったので、新米冒険者を連れて
ダンジョン攻略の手伝いくらいしか用事が無かった
ある日の夜にアーデから魔法通信が入る
魔族の街に北方から迫る集団が有ると言う、魔獣なのかなにかわからないが
北方に展開していた守備隊と連絡が取れなくなっているという
飛竜を飛ばして迫る集団を確認しようとしたが、その飛竜すら戻ってこない
緊急招集で東方師団を帰らせているが相手の規模が不明なので力を貸してほしいとの事
内容をそのままイシスに伝える、緊急要請ですかー 仕方ないですね
すでに翼竜を向かわせているのでそれに乗って来てほしいと伝えられる
魔族軍が負けるとは思えないが一応等級の高い冒険者には
ライデンの守備固めの為残留してもらうように要請して魔族の街に向かうことになる
共にライデンダンジョン攻略した猫の森はPT人数が倍になっていた
加入要請が多くて仕方なくとマイが言う、全部猫なんだがな・・・
ライデンの守備は猫人族からも他PT集めているから大丈夫とミキも言っていた
翌朝、翼竜が1体やってくる これ操作できるの?? って思ってたらナミーちゃんだった
ナミーちゃん曰く、知らない人は乗せられないとの事 でしょうね、
せっかくなんで西方の平原地帯の上を飛んでもらう、点在する町や村も見れた
とても広い平原が広がっている、ミラさんが言ってた大きな湖も見れた
あの湯気上がってるところが総本家かーとか言いながらいつか行こうねーなんて話していた
小一時間位の飛行だったが魔族の街に着いたようだったがまだ降下しない
ナミーちゃん降りないの?って聞いたらまだ着いてないよと仰る、めっちゃ街の上だと
思ったんだが、ここは魔都ではないとの事、魔都? そしてまた小一時間過ぎた頃
魔王城と一目でわかる建物が見えてきた、ライデン市の約4倍の都市が眼下に広がる
オースティンの国と同じような形の菱形で菱形の端に城壁が連なる5角形ならペンタゴン
ここは4角形の巨大な軍事基地のような感じで城壁の内側に更なる塁がありそのさらに奥に
やっと住居やら街並みやらが有る感じ、戦闘民族すげーなみたいな都市の構成だった
住民全部兵隊さんかーみたいな感じで街を歩く人は全て鎧を着てる感じに見えた
魔王城の飛行甲板のような場所に降り立つ、アーデやヘイゲンが居るのが見える
よく見たら、アーデとヘイゲンの後ろに兵隊さんが1000人位居た
この4人で何ができるんだろうかみたいに思われてそうだと思ったが
とりあえす何が起こってるのか聞かないとと思いながらアーデの所まで行く
向かっていくとなぜか、ビシャーっと道を開けられる 一筋の道が奥に続く
兵隊さんの間をテクテクと歩いていくと後ろからアーデとヘイゲンが付いてくる
その後ろに黒竜隊の6人、その後ろにまた別の隊みたいな列ができる
大きな扉の前に来る、扉の両脇に居た兵士が扉を開く
あーこれ謁見の間ってやつだーとか思いながら前に進む、
アーデと背格好が同じくらいの鎧を着た人が1人立っている
ダール・イステシア「ようこそ、みなさん」直立不動のワンダラー
ダールはわざわざきてもらってごめんねーみたいな事を言っていた
脇に居た白髪の女性から説明を受ける アーデの母上?とか思ったが違った
北方から迫っているのは、ガル-シア帝国からの派兵推定10万 じゅ万!
山岳地帯は雪山の為、足を取られて進めない状況にあると思われる
守備隊は連絡を絶っているが息をひそめて監視しているとの事だった
索敵にでた飛竜は残念ながら落とされた可能性がある
戦線布告は受けてない、長い歴史の中で派兵されたのは初めてのことで
対応に困っている、軍が動いて撃退すると戦争の火種になる為
大変申し訳ないが、ん? 何とかしてきてもらいたい 報酬も用意している
作戦はおまかせするし、魔族軍を利用しても構わないが表には出せない
トール「ナニコレ?」クリス「依頼って事ですか?」
白髪頭「アーデさん?説明してないのですか?」
アーデ「すみません!詳しくは伝えてません!」
トール「オイオイ」
ニールセンはしょうがないなーみたいな顔をして、地理的な説明を詳しくしたいとの事で
別室に案内される事になる
何らかの国交でも有るのならこのような事にはならないのですが
全く情報が無い国なんで、どうしたものかと思ってる次第です
ここから北に翼竜で2時間位の所に万年雪山の山岳地帯が有ります
派兵隊はまだ国境を越えてませんが時間の問題と思われます
攻撃できるのは国境を越えてからになりますが何らかの知らせなどある場合は
攻撃しないでください、とは言っても飛竜の消息が分かりませんので
討たれたとしたら、飛竜が国境を越えてしまったからとか言われかねません
トール「国境超えてないなら自国の軍事演習的なものではないのですか?」
クリス「魔族さんのはやとちりの可能性は無いのですか?」
ユリとメルは「寒いのイヤ!!」って事で行きたがらなかったので
トールとクリスとアーデが向かうことになった
山頂の裏側数キロの位置に国境はあるそうなので防寒装備を整えてナミーちゃんで移動
守備隊のみなさんと合流して、監視してみる事に 国境ラインに沿って展開してるのが解るが
どの兵隊もこちらを向いていない事に気づく、こりゃ演習なのでは?と思っていたら
森の中に兵器のような車両が見えた、戦車っぽい?
兵士の一人を鑑定してみる ルフロス Lv21 人族 兵士 他の兵士も鑑定したが
Lv30以上は居なかった、あと全員人族だった、人族だけの国ってここの事なのかと思った
あの兵器で何と戦うのだろうかと思っていると パン!パン!と乾いた音がして雪山の一部に命中する
命中した所には、的のような物があるがみごとに外れている
普通に練習してるようにしか見えない、「これ軍事演習だよ」とアーデに告げる、
さらに見学してると、ズガガガガガガガー!と連射音が響く 森の至る所で響いている
弾が飛び交っているようには見えないが、さながら交戦中みたいな感じで兵士が行き来している
クリスがこの国は火薬があるんだね、魔法は使えないのだろうかね?
魔法の有無はわかるんだろうけどあまり得意ではないのかもねと答えてみる
レベル差での火力を補うために兵器を利用している、進化するとやばいねこりゃ
転生前の世界はこれが戦いの主流だった、軍事兵器の所有で他を寄せ付けない大国や
核兵器の開発等で優位に立とうとする国が競い合っていた世界
この国も放っておいたらそうなりかねないと思い始める
力の差を思い知らせる必要があるのかもしれないとトールは思っていた
今回はとりあえず帰ることにする、守備隊の方々にも警戒はするが一旦引こうって事に
航空勢力は確認できなかったが、飛空艇とかある世界だし時間の問題だなと思った
魔王さんに報告、
トール「やばい国なんで早めに国交樹立するか監視小屋でも建てて監視した方がいいですよ
今回は軍事演習的な行動してました、まだ進化途中ですが飛竜を落とせるかもな兵器も
確認できました、魔族軍にも通達して、あの国に行くなら低空は飛ばないようにしてください」
2日後、傷つきながらも飛竜が戻ってきた 手当の様子を見に行ったら剣で切られたような傷は
有ったものの、銃で撃たれたような傷は無かった、威嚇で相当下まで降りてしまったんだろうなと
結論付けた 再教育しときなはれよとアーデに伝えておいた
そんな国って伝えたのに、冒険者として観光してきてくださいよと魔王さん
クリスは依頼なのかお願いなのかはっきりしろや!と唸っていた




