第19話 ドーレ連邦国1
翼の人「願いを叶えたので、対価を頂く」
願いは叶えられてない、みんなを見たが誰も寝てない
もしかして分身体が総本家に行ってるのかとも思った
帰るとか言ったがまだ行ったことが無かった場所なんで
ちょっと楽しみにしてる面も有ったが
トール「対価とは?」
翼の人「命をいただく」
トール「願いの対価が命ですか、願いは叶えられてないから払えない」
翼の人は白い翼から黒い翼に変貌する天使から悪魔に変わったようになった
アーデ「悪魔だ」トール「ラスボス?」
ユリ「マグヌスエクソシズム!」ユリ以外はとにかく悪魔を殴り倒した
悪魔がチリになって消えた、意外と小物だったのか、
悪魔が消えた所に光る物が落ちていた、指輪だった
出口が現れたのでそちらをくぐると、外に出てしまった
出た先にはユーグとユーリが不安そうな顔をして佇んでいた
振り向くと高かった塔は無くなっていて、入り口の部分だけ残っていた
全員出てしまうと入り口部分も崩れて消えた
ユーグが言うには、階段上り始めた時から塔が縮んでいったそう
時間経つとほとんど残ってなくてと悲しそうに言っていた
かなり上ったけど、ずっと地上に居たって事か
トール「とりあえずラスボスは倒したので大丈夫だと思うけど、念のため警戒しといて?」
ユーリが不思議なことを言う「入ってから2時間で攻略とかすごいです!」
アーデ「悪魔だからこんな時間操作は得意なのかも」
時間的な負荷かけて疲れさせる作戦だったって事か、願いとかも叶える気は無い
というか、その手の殺し文句で獲物を引き寄せるみたいな感じかな
トール「小物の悪魔の仕業だったって事でした」戦利品の指輪をユーグに渡した
虎人族は霊体を認識できないなら、脅威だったんだろうな 霊気に毒でも混ぜて
農作物でも枯らしてたんだろうけど、霊体見える奴らからは脅威でもなかったので
この国にやってきたのだろうなと結論付けた
ユーグ「宴席を設けてますので」宴席?宴会?
アーデ「オースティンの英雄を勝手に連れて来ておいて謝罪はないのか?」
偉そうな虎男「そちらも合わせての宴席になります」
一行は、大きな城のような所に案内された、準備が有るとの事で別室に詰め込まれる
トール「黒竜ちゃんに乗りたい」クリス「私も乗りたい」ユリ「たい。」
アーデ「全員乗れるかなー、聞いてみるわ」アーデが空を向く、頭の中で会話してる感じ
トール「離れていても会話ができる??」アーデ「ん?主従関係だと念話がつかえる」
アーデ「乗せてから考えるって言ってる、体重制限みたいなやつね」
竜って言葉話せるのね・・
控室の横にテラスが有ったので外に出てみる 黒竜が飛んできてテラスに降り立つ
早速乗ってみた、全員乗れた、黒竜「重さは問題ないよ殿下」
3人「殿下ぁ!?」アーデはナミーを殴る ナミー「ごめんよ~殿下~」
そういいながら飛び立とうとした時、逃げられると思った虎人族の衛兵がなだれ込んでくる
驚いたナミーはふわりと飛び立つ、下方に目をやるとユーグとユーリが呆然と見上げている
3人「次からうちらも殿下って言うねー」トール「何殿下なの?ナミーちゃん」
アーデ「ごめん、お気楽な旅行とか討伐とかが楽しくて黙ってた」
トール「あ、じゃいいよそのままで殿下ー」クリス「そのうちわかるでしょ殿下ー」
アーデ「殿下は他人の前じゃ言わないでね、特にユリは言わないで」
トール「ユリは嘘つけないの知ってるでしょ、あきらめてよ」
アーデは、魔王様の娘、つまり王女殿下なのだが継承権は第4位(政略結婚させられる位置)
魔法の才が無いため魔剣騎士をして魔族に貢献中との事、
それでも、黒竜隊だしカースト的には最上位じゃないのかなとトールは思っていた
オースティンの真の国王ってまさか魔王様なのでは?みたいな疑問が沸いていた
魔・獣・人の共栄圏を実現していて、軍部は全て魔王軍で固めている
人に魔王討伐させないよう冒険者で括ってレベル制限し絶対勝てなくしている所とか
大きく表に出てこないで国を治める感じ、やり手だなこの王様は
10分程度飛行して、テラスに降り立つ、虎に囲まれたが事情を説明して安堵させる
ユーグ「準備が整いましたので、こちらに」と言われたが「ちょっとまって、着替えるから」
3人は宴会用の軽装に着替え始めた、慌てて出ていく虎達、アーデは甲冑のままぼーっとしてたので
手持ちの軽装を渡して着替えさせる、アーデが胸がきついとか言うので悩んでたらクリスが
さっと手直ししてくれた、背中側を大きく切ってかなりセクシーないでたちになった
ユリは普段着の聖職衣、戦闘用より高貴に見える、クリスはただの普段着ワンピース
トールは普段着のシャツと7分丈パンツ、アーデはクリスが仕立てたワンピース背中開き
ユリ先頭でみんなキラキラして見える魔法をかけてもらい、1列で会場入りした
効果覿面だった、会場に居た全員が傅く中席に案内された、案内人の虎ボーイの手が震えていた
上座には3席有った、中央が偉そうな虎男、右にヘルシア、左に賢そうな虎女
全員着席した後、偉そうな虎男が自己紹介した、名前はタイガ 虎だからタイガ?
左の虎女はタイガ娘のメシア 国益を守ってくれた事の感謝と勝手に連れてきたことの謝罪
アーデに対しては面識があったみたいで魔王様への計らいに感謝を述べた
料理が運ばれてくる、肉メインのコース料理のようだった
ユリとアーデは教育されているらしくテーブルマナーができているようだった
トールとクリスはそんなものには縁が無かったのでわからず見様見真似でなんとかしようとしたが
あきらめて普通に食していた、タイガはユリがリーダーと思ったらしく塔の事を聞いた
ユリはありのままを答えていた、連れてこられた時のいざこざから塔を出るまでの物語
にゃーにゃー言葉で1時間位語っていた、食べる手は休むことなく・・
タイガは興味津々でユリの話を聞いている
メシアは退屈そうな顔をしていたので
トールが「すみませーん、お酒無いですかー?」とメシアに聞いた
メシアと目が合う、メシアはキョロキョロして部下を呼び何かを頼んだ
クリスとアーデははっとしてトールを睨みつけるがトールの前にジョッキに入ったビール?
が置かれていた、咄嗟にアーデがジョッキを奪おうと席を立つ、それを見たタイガは「え?」
アーデが掴みに行くか行かないかの時間にトールはそれを一気飲みする
クリスがやれやれみたいな顔をしたとき、クリスとアーデの前にもジョッキが来た
ニヤニヤするトール、食事に赤ワインのような物はあったのだがあくまで食事用
お代わりを催促するトール、酒場のノリに移行してしまった3人に気づくユリ
早く物語を切り上げて参加したいユリは少し早口になる
メシアにもビールを勧めるトール、メシアも嫌いではなかったようでノリについてくる
タイガとユリ以外はもうすでに大乱交状態の宴会劇が繰り広げられている
ヘルシアもユーグ、ユーリも混じってきている この国大丈夫か?と思いながら宴は続く




