第17話 我狼族の里2
その夜は酒場で盛り上がった
結局、ミラさんも来てくれてひどい目にあっていたが
乗りの良かったミラさんは付き合ってくれた
我狼の里から西の情報も聞けた、乱れた服で酔いつぶれているミラさんから聞き出した
「西に行くとーまずあるのがこの国1番の大きさの湖でー、少し高地にあるからー
南北に支川が流れてるんだよねー、」
北側は魔族領横切ってカイザー共和国とガルーシア帝国の
国境線になっているとの事、南側はライデン市の東側に出て海へと繋がっている
湖の水は雨以上に地下水が湧き出ているので余程の日照りでもない限り水が切れることは無い
湖の東沿岸にエルフ温泉宿の本拠地が有りそれはそれは賑わっている
隣国からも訪れる観光客や商人も多いみたい、国外の情報集めるならそこなんだけど
魔族騎士団の詰所も近くにあるので下手なことはできないよう目を光らせている
騎士団の詰所を守っているのは、西部先遣隊(碧竜隊)道中の監視が主な任務と言っていた
トール「ライデン行く前にそっちのものものしい基地でも観光に行くか?」
クリス「エルフ温泉本拠地も気になるね」
ユリはニコニコだった
翌日は、飛空艇を眺めに行った、前世で言う飛行船の形だが
気嚢(空気より比重の小さい気体)が入ってて浮かんで飛ぶのではなく
エンジンのような箱に魔石を入れてその魔力を利用して魔道職が
飛行魔法を操って飛ばす感じ、飛行船の胴体部分は荷室と客室のようで
所々に窓が付いている コックピットは船の先端部分のようだった
魔道職が操るので、竜と同等のスピードで飛べると聞いた
翼が有れば飛行機だなーとか、トールは思っていた
1機上がってしばらくすると1機降りてきた、頻繁に行き来してるんかなーな感じ
胴体には紋章が付いていて、飛行場の人に聞いたら、国旗と解った
トール「今降りてきたのはどちらの国ですか?」
空港職員「この国旗は、西の大国ドーレ連邦国ですね」
オースティンの裏側の国だった(穴掘ったらいつかたどり着く国)
眺めているととんでもないものが降りてきた、
虎が歩いてる、2足歩行 めっちゃ鎧着てる 大きな剣と盾もってる
空港職員「ドーレの兵隊さんだね、荷下ろしの護衛かな」
トール「鑑定!」
ユーリ 虎人族 Lv55 職業 護衛
クリス「体大きいから強そうに見えたのに」
トールは、人族もそうだけどレベル低いからと言って侮れはしないと思っていた
ユーリと目が合う、向こうも鑑定したようだが首をかしげている
放浪者がめずらしいのかな、まーいいかと思って立ち去ろうとした時
ユーリと別の虎がこちらに向かってきた
遠ざかりながら鑑定
ユーグ 虎人族 Lv77 職業 護衛隊長
向かってきていたが途中で止まり肩を落として戻っていく
鑑定できなかったのかと思ったが、鑑定してレベルが上だったのでやめたとか
そんな感じに思えたので、トールはまた飛空艇のほうに歩みだした
向かって来ている事に気づいた虎達は、慌てて警備を固めるように
たくさん出てきた、20匹くらい出てきた、顔が解るか解らないか位の距離で止まる
盾構える虎、トールは手を振り「バイバーイ」と言って去っていく
クリス「ほんっとたち悪い!」とか言いながらトールの尻を蹴っていた
虎兵達は身構えたまま動かずこちらへの警戒を怠らない
離れたら詰められ近づくと後退するを繰り返していると我狼族の商人がトールに話しかけた
商人の名前はメビウさん 「あまり他国の方を刺激しないでください!、商売できなくなります」
トール「すみません、もうやめます、先方にも謝った方がいいのかな?」
メビウ「引いていただけるなら、こちらで上手にやっておきます 近づかないでください」
嫌われてしまったようだと思ったトールはすぐ退散した
しばらく街を散策して、レストランで昼食をしていると、近づいてはいけない人たちが現れた
丸テーブルに椅子が6脚 3脚は自分たち、空いてる3脚に重武装の虎が座る
うぇ~とか思いながら普通に食事を摂ってると話しかけられた
ユーグ「先ほどはどうも」トール「どもども?何が?」
ユーグ「危うく賊と思い警戒してしまいました」ユーリ「失礼しました」衛兵「・・・」
トール「ちょっとよくわからないけど、相席したんだし楽しくたべようよ」
ユーグ「メビウ様より説明が無ければ誤解したままでした」
トール「あー、こっちも悪乗りしすぎたようですみませんでした」
クリス「ほんっとすみません、このバカが迷惑かけました」
ユーグ「ところで、そちらの猫女神様はあなた方のご主人さまですか?」
ユリ「?」トール「え?」クリス「めがみっ?」
トール「女神なんですの?ユリさん」ユリ「ちがうよ」
ユリ「トールがうちの飼い主、クリスは仲間ニャ」
バーンと立ち上がるユーグ ユーグ「女神さまを飼っている人族!?」
トール「なんで女神に見えたの?うちは人族ではないです」
ユーグ「人族ではない??では何だと言うのです!人族にしか見えない!」
ユーリ「ユリ様からは金色のオーラが溢れてますがあなた方からは何も見えません」
衛兵「もうよいではないか、一旦落ち着きなさいな」
トール「衛兵?一番偉い人みたい、鑑定!」
ヘルシア 虎人族 Lv90 職業 初代国王
ユーグ「かっ!」ユーリ「かぁぁ!」衛兵「鑑定だと!」
トール「こくおおぉぉぉぉぉ!」
ユーグは席に着き「鑑定つかえるなら人族ではないです、一体なんなのですかあなた方は」
ユーリ「ばれちゃいましたね、、」トール「言えませんが、獣人族に帰依する種族です」
姿を偽る魔法か何かと勘違いしているように匂わせておいた
トール「初代って何?もう引退してるとか?」
話題を即変えるクリス「虎人族さんは鑑定使えないんですか?」
ユーグ「もちろん使えますよ、使えますが自分よりレベルが低い相手しか鑑定できません」
トール「それは残念ですね、でも鍛錬を積めば上位の相手にも使えるようになるのでは?」
ユーリ「どうでしょうか、聞いたことは無いですね」
負けずに話題を戻すトール「ねぇ、しょだ、、、」ユリが口を塞ぐ
ヘルシア「現国王は倅が継いでいて、隠居せずにあちこち行って楽しんでおるのじゃ、
若い奴らと楽しくやっておる」トール「そうなんですね~、戦闘とかになれば戦うんですか?」
ユーグ「やりませんよ!全力で守ります、堅守の虎人族ですから」
クリス「おぉ~堅守 かっこいい」
トール「堅守かー、それでさっきのはそういう戦法って事か」
虎だからもっと猛々しいのかと思ってたが逆なんだな、強いから守る的な感じか
トール「話せてよかった」
「ところで、」と初代が言う
ヘルシア「オースティンの国議館から発信されてる”ワンダラー”と言う伝説級PTを探しておる」
ユーグ「聞いたことないでしょうか?」ユーリ「戦闘も凄いけど知恵も凄いと聞いてます」
ヘルシア「知っていたら、是非紹介してほしい、頼みたい依頼が有る」
トール「し、しらないなー」クリス「ミ、ミーネにいるのかなー」
ユリの口を押えるトール達だった。ユリ「‘{「+*_}ニャー」




