第39話 報告書9
1.報告日
バルト王歴11年3月15日
2.報告要旨
(1)辺境都市での生活について
宿屋の一室を長期賃借し、姉上と二人で暮らしている。宿屋には食堂が併設されており、非常に便利である。なおパーティリーダーのドロシーは実家暮らしであり、他3名は3名で一室を長期賃借しているとのこと。
(2)パーティ活動について
極めて順調。資金面での不安は当分ないと考えられる。
(3)孤児院での活動について
極めて順調。複数人に魔術特性があることが確認された。
3.詳細
(1)辺境都市での生活について
記載省略
(2)パーティ活動について
・予定どおり月3~4回はドロシーたち『百合の乙女』との合同行動、月6~7回は姉上との単独行動を行っている。
・薬草採取の他に、魔獣狩り、キャラバンの護衛任務を体験済み。
・経済的に最も効率的なのは魔獣狩りであり、特にボア・ディアが高値で売却できる。
・月当たり平均収入はおおよそ金貨30~40枚程度である。
これはドロシーのアドバイスを受け、相当抑制したもの。普通に活動をすれば金貨100枚は堅いと推定される。
なお、金貨30~40枚は平民一家4名の1年間の生活費に相当するとのこと。
(3)孤児院での活動について
・定期的な布施ならびに収穫物(主に肉)差し入れ、さらには収穫物を使用した調理実施により、孤児院スタッフならびに孤児たちからの信用を得ていると考える。
特に孤児たちからは「お料理のお姉様」「お肉のお兄様(もしくは、肉のあんちゃん)」と呼ばれるほど親しくなった。
・上記信頼をもとに孤児たちに瞑想法による魔術訓練を実施。
結果として以下2名にきわめて高い魔術特性があることが確認された。
①ティナ 女性 8歳
現時点において姉上を上回る魔力量を保有していると考えられる。
すでに初級の火魔術、風魔術についてすべて習得済み。
オールラウンダーとして育成予定。
なお、今後、パーティ活動に参加させるべく孤児院スタッフと交渉中(本人の同意は取得済み)。
②ユメ 女性 7歳
現時点における魔力量はティナに若干劣るものの、非常に努力家であることから、将来的には相当の魔力量を保有すると想定する。
初級の治癒魔術を取得済み。
治癒系統に特化した育成をする予定。




