54(最終回)
井上達也
大学で経済学を学んでいる
久我 霞
達也達と同じ小中学の同級生
現在は情報系の大学で先端工業をメインに学んでいる
松本弥雲
どっかのデスゲームを仕掛けた張本人であり、松本弥生の妹
「全部終わる?何言ってんだよ。」
僕は一体何のことかわからなかった。
「霞は、前に人は死にたいように死ねないって言ったよね。だからそれを今ここで証明してあげるよ。」
「最初からこういう終わり方をするって決めてたからさ。」
主催者は胸ポケットから何かリモコンを取り出した。
真正面から久我を抱きしめた。
リモコンのボタンを押すと教室が炎に包まれた。
そして僕達は窓に向かって吹き飛ばされた。
それが爆弾による爆発だと気づくのは死ぬ瞬間だけだったのかもしれない。
変わろうと覚悟を決めたのに。その続きをさせてもらえないのかよ。
「霞。あんただけは精々この生を苦しめよ」
最後に聞いた言葉はその言葉だった。
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昨日未明、□□県○○市XX中学校で発生した爆発事件で157人が死亡しました。
尚、犯人はまだ分かっていない模様です。そして現場にはホルマリンの成分が検出され、警察は事件の関連性を調べている様子です。
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目が覚めると見慣れない白い天井だった。
周りには家族とか友達なんていなくてたまたま通りがかった看護師さんがいた。
医師によると3日ほど意識不明だったようだ。
私の身体は決して状態が良くないらしい。
肋骨数本、左腕骨折。足は大やけどらしい。
医師がどこかに行くと入れ替わりで警察が来てその時のことを聞かれた。
なんであの現場にいたのか。爆発は何時頃か。ホルマリンに心当たりはないのか。
いろいろだった。
あんな事件を馬鹿正直に話す気力もなかった。なんだかあの事件は自分の奥底にしまっておくべきだと思った。だから警察には適当に喋った。
あくまで友達に呼ばれて、気が付いたら爆発に巻き込まれていたということにした。
警察曰く、発見時私は地面に倒れ込んでいて、生存してたのはその時にいた一人の死体のおかげではないかと言われた。
あとは、他の元同級生のほとんどの死体があの現場で見つかり警察も驚いていた。
最初は私が犯人だと疑われたが家宅捜索の結果などから、偶然にも生き残った一人の生存者として扱われた。
数か月後
「はぁ~あ。また死ねなかったよ。呪いでもかかってんのかなー。あいつが死んでんだからそんなわけないか。」
久我霞はそんなことを思いながら晴れる様子のない空を見て、過去にいたもう死んだ姉妹のことを思いだしていた。
生存者1名。脱落者157名+主催者。
ゲームエンド。
これにて本編は完結となります。最後まで読んでくださりありがとうございました。
そして、最後に作者の「あとがたり」もございますので、時間があればそちらもどうぞ。
感想、レビュー、評価いろいろお待ちしております!
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