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『』は初登場の登場人物紹介。モブは除く。
2回目以降は前書きに書きます。
井上達也
大学で経済学を学んでいる
久我 霞
達也達と同じ小中学の同級生
現在は情報系の大学で先端工業をメインに学んでいる
松本弥雲
このデスゲームを仕掛けた張本人であり、松本弥生の妹
「意味か。意味ないんじゃない?だって、気づいたらこうなってたんだし。というか、わかったような感じで言ってくんなよ。映像を見せられるまで何も知らなかったくせに。何でもかんでも意味を見出そうとすんなよ。3年以上もこういう生活をしてるから何かあると思った?大間違いだよ。」
無知だった事実が僕の心臓を突き刺す。
「なぁ。井上。お前の親友とやらの佐々木康一が言ってたこと教えてやるよ。達也は絡んでて楽だって。能天気に何も知ることもせずのうのうと生きてる人間だって。騙しやすい丁度いいい駒だって。」
「そんなことを康一が?」
「あの映像を見てんだ。そんなこと言っててもおかしくはないだろう?」
騙しやすい駒まで言うのか?
それとも久我の虚実どっちだ?
もう僕は康一のことが分からなくなった。
「てか、もう十分だろ。知らないことなんてないだろ。このゲームを続ける必要性はゼロだと思うんだけど。」
「いーやあるね。まだ、霞本人がそのいじめの事実を認めてはいないじゃないか。あとまだ、弥生が自殺した時のことをちゃんとは聞けていない。だから、主催者はこうする。松本弥雲という人間だからこそ、自分自身が狂ってる人間だからこそこういうことをする。霞もさ、いろんなことを想定して行動に移しなよ。」
主催者はそうしてポケットからスマホを取り出すと、目の前の黒板がスクリーンになった。
スクリーンには久我の中学時代に受けていたいじめの全貌が写っていた。
他人から家族から親戚から身の回りのいろんな人から理不尽に暴言を浴びている姿。
死ね、ゴミ、奴隷などなど暴言の種類はとどまることを知らない。
学校で制服汚され、ジャージも汚され、見るにも無残な状況だった。
そして放課後であろう時間にベランダから突き落とされる姿。
教師も面白いからと言って、いじめをなかったかのように、「本人が強調していいすぎだと」言われ、うやむやにされているところさえも。
そして家族にさえも暴言や暴力を振るわれていた。
久我霞はここまでのことをされても死ななかった。そして僕の目の前にいる。
まるで、壊れることを知らない無敵のサンドバッグだった。
「これは、弥生が自殺してこの世にいなくなってからの映像だ。久我霞がこの映像を虚実ではなく事実だと認める?どうして君は無敵のサンドバッグだったんだ?それは久我霞だからこそなのか。その才能を持って生まれたとか。」
主催者の問いかけは止まることを知らない。
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