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『』は初登場の登場人物紹介。モブは除く。
2回目以降は前書きに書きます。
井上達也
大学で経済学を学んでいる
金剛のぞみ(こんごう のぞみ)
普通の大学生、達也と同じ小中学の同級生
久我 霞
達也達と同じ小中学の同級生
現在は情報系の大学で先端工業をメインに学んでいる
松本弥雲
このデスゲームを仕掛けた張本人であり、松本弥生の妹
生存者3名。脱落者155名。
最終ゲーム?。
ゲームスタート。
「邪魔?くだらないもの?今なんて言った?なぁ。」
主催者は久我の胸倉を掴み、苛立ちを見せるように問う。
「プライドとか守りたいものなんて捨てたって言ったんだよ。友人も。生きてる価値も。信用できるものも。あの時の弱かった自分さえも。何もかも。」
何言ってんだ。自分。
「なんで捨てたかを聞いてんだよ!答えろよ!」
明らかに主催者の目には怒りが見えた。まるで自分の大事なものを崩されるのを拒むように。
「持ってるだけでくだらなくて。邪魔でしかなくて。ただ苦しくなって。自分の首を苦しめるだけのゴミなんて持ってる価値ないって言ってんだよ。」
ブレーキが効かない。どうして。いつもならかかるはずなのに。思うように制御できなくなってる。頭のどこかが故障して制御不能になって。まるでもう一人の自分がこの身体を動かしてる感覚。
大丈夫。いつも通りやれば。騙しとおすだけ。自分自身さえも。そうやってきたじゃないか。
「久我!お前も言いすぎだろ!そんなの『久我じゃない』だろ!」
まるで主催者に便乗するかのように、井上も言い放った。
「久我じゃない?。じゃあ私は誰だ?。私は一体何なんだ。私は久我霞じゃないのであればだれなんだよ。」
落ち着けよ。冷静になれよ。心臓がうるさい。日常が壊れる。ってもう壊れてるか。
冷静になれない。でもどこか今の状況を把握できている自分がいる。
どうして。
この冷静になりたいって思ってるのに。どうしてもなれない。なりたいのになることが不可能な感じ。鎖に縛られて動けないこの感じ。あの時と一緒だ。
でもどこか違う感覚だ。
なんで。理由を探し続けてる時間が私にはあるのか?この久我霞という人間にはあるのか?私は何なんだ。
「はぁ。もういいよ。そういうことなら霞でも容赦しないから。弥生のことをそんな風に言うなんてねぇ。」
その瞳に、狂気としての一面の色も混ざったように見えた。ますますいろんな色が混ざって混沌という言葉が合致するように。
「もとから容赦もなにもないだろ。あんたに残ってるのは、『憎しみを原動力とした復讐』だけだろ。」
「そうだね。霞の言葉を借りるのであれば、霞に残ってるのは、『憎しみを原動力とした隠蔽』だけだろうね」
全くと言っていいほどの正反対の。似ているようで似ていない。原点は一緒なのに進む方向が違った。
憎しみを原動力に復讐に勤しむ者と隠蔽に勤しむ者。
今回の話は書きたいことが上手く書けた感覚です。
あ、今回は霞視点で書いてます
感想、レビュー、評価いろいろお待ちしております!
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