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千文字ずつ物語が続くデスゲーム  作者: 利便性方程式
第二ゲーム「相席ロシアンルーレット」

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誰かの夢(番外編)

誰の夢なんでしょうね。

あの時の光景。

あの時と一緒だ。

日常が壊れる。心臓がうるさい。冷静になりたいのになれない。この感じ。

目の前の光景に見覚えしかない。止めるべきなのに。身体が思うように動かない。


「ねぇ。覚えてる?前もこういう状況だったよね。」

「は…?何言って…。前って…」


思考がまとまらない。どういうことなんだ。なんで目の前に弥生がいるんだ。あの時、ここで。この屋上で。目の前で…。踏切が下りる音が遠くから聞こえるはずなのに。この瞬間だけは、うるさいぐらいに脳内に響き渡る。


「私はさ、もう無理だったんだよ。自分の限界なんて知らずに。見て見ぬフリして。それでも、弥雲だけには迷惑かけたくなかったんだよ。」


淡々と自分自身の苦しみを語り始めた。


「わかってるけど!でも、弥生がいなくなったら、弥雲はどうすればいいんだよ!弥雲はずっと…!」

「どうしようか。本当に。言う通りだよ。でもさ、弥雲には標的になってほしくなかったんだよね。それが通じてしまうなら、私が犠牲になる。弥雲だけは幸せでいてほしいんだよ。」


どこか覚悟を感じられる瞳をしていた。もう。やめてくれ。なんで。


「それで、自分を騙し続けてわからなくなってぐちゃぐちゃになったんだろ。そのことを弥雲だけには知られたくないんだろ。でも、きっと弥雲は気づいてるよ。なぁ。弥生。」


必死に訴えかけてみるけど…でも。


「だめなんだよ。あいつらはとことん私のことを追い込もうとしてる。きっとこのまま行けば、弥雲にも影響が出る。私が死ぬまで続けると思うよ。自分を騙し続けても無駄。わかってるはずだよ。あいつらのことだから。」


「それは…」

唇を噛みしめる。それは自分が身を持ってわかっていた。最初からわからされていた。所詮、時間稼ぎにしかならないことも。それでも。


「本当に。強いよね。相変わらず。私よりもひどい仕打ちを受けても。どれだけどん底に落されても。それでも抗おうとしてる。手に入れることなんてできないかもしれないのに。ねぇ。なんで。そんな状況でも私を助けようとしてくれるの。このまま一緒に行けば、終止符を打てたかもしれないのに。」


「それは、弥生も同じことだろ。わかんないんだよ。あの時、弥生を止めるべきだったのか。それが正解だったのか。」


「まぁ。その答えはずっと解けないと思うよ。私の中でも正解がないから。あ、そうだ。弥雲のこと頼んだよ。あの時の私は後悔だけはしてない。と思いたくないな。」


最終ゲーム直前なので、番外編です。

どうこのお話達が絡んでくるのかお楽しみに。


感想、レビュー、評価いろいろお待ちしております!

感想などは私のモチベにもなりますので是非是非。

質問などもおkです。

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