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もっふもっふです。


「とりあえずはこんなものかな。空間属性はあまりいい印象を持たれないから、お金とかは収納ポーチでいいな」


 とりあえず響のステータスが何となく分かったので次は律のステータスを見ることにする。


《ステータス》

 ■中須律 Lv.1

  種族:獣人(種:ニホンオオカミ) 性別:男

  職業:冒険者

  称号:勇者と同郷の者

     勇者と同郷の日本から異世界転移した者。

     中須律は成長に多少の補正がなされる。


     断ち切れない絆

     誰よりも強い絆を欲し、手に入れた者の証。

     絆を結んだ相手(深山響)の居場所や危険が分かるようになる。

     絆を結んだ相手に決して嘘をつくことはない。


  HP    840/840

  MP    230/230


  STR    250

  AGI    220

  VIT    230

  INT     45

  DEX     40

  MID     40

  LUK     40


  適性属性:闇

       闇属性はMPとレベルに準拠する。

       Lv.1 ダークボール

          闇の球体を作ることができる。

          敵に着弾すると一定確率で盲目を付与する。

          

スキル:【従属】

     深山響を絶対に裏切ることがない。

     深山響の従魔に対し、深山響と同様の権限を持つ。


    【野生】

     怒りの感情により暴走状態になる。

     この時、STR、AGIが2倍になる。

     INT、DEXが半減する。


    【獣化】

     獣人がもつ特有のスキル。

     意識すると完全な獣の姿になる。

     INT以外のステータスが大幅に上昇する。


    【状態異常無効】

     全ての状態異常を無効化する。



「くっ、愛い奴め!」


「ちょっ、そこ耳ッ」


 ステータスを見せてもらって少し気恥しくなったのだが、これも信用されている証だと考えれば撫で回したくもなるものだ。響としては嘘をつかないというのはさすがにかわいそうだとも思ったのだが、律は嘘をつく理由がないからむしろちょうどいいとまで言っている。


「それで律君。君にやってもらいたいことが、」


「獣化だろ」


「むぅ」


 思考を先読みされるとはこんな感じなのか。ともあれ初めての獣化である。大きなオオカミだったら嬉しい。いっぱいもふもふしてあげねば、と謎の使命感に駆られている。


「ふんっ」


 律の掛け声に合わせて体が少し光って響が目を閉じた間に一瞬で獣化したらしい。響の目の前に大きな真っ黒なオオカミが現れた。体長2メートルちょっとだろうか、ででーんと存在感ありまくりの美しいオオカミである。


「り、り、り!!?」


 もはや求めていたもふもふが目の前にあって律と言いたいのに言葉にならないらしい。


『響、撫でて』


「くぅっ」


 少しごわっとした毛並みだが、これはブラッシングすればどうにかよくなるのだろう。撫でてと言われて撫でない男はいない。少なくともこの場にはいない。いないったらいない。


「うわ~、律だ~。今日はこのまま寝よう、そうしよう」


『いいけど、俺の服ってどうなってる?』


 誘惑に勝てなかったからか、律の服のことはすっかり忘れていた。装備類はこの部屋に入った時点で外していたのだが、服は着たままだったのだ。響が見る限りどこにも服が破れ落ちていないから、何か不思議な力が働いてどこかに服が収納されているに違いない。


「……1回人型に戻る?」


『いや、このままでいい。何となく服の存在を感じるから多分大丈夫だ』


 服の存在を感じることができるのなら、きっと不思議な力で人型に戻った時にはきちんと身につけて現れるに違いない。律は人型に戻るかと寂しそうな目で響に言われたので、そんな響見たくなさに断ったのである。嘘はつけない、そしてきっと喜ばせたいという力が働いているに違いない。


「ふふ、こんな時のためにブラシを買っておいた!」


『……いくらしたんだ』


「5000ジル」


 その言葉にため息をついた律は極上のブラシによって艶々にされるのであった。獣化した律は普通のオオカミよりも少し毛が長めなようだ。ニホンオオカミは小柄だったと聞くし、たぶん律は日本にいたオオカミ種ということでニホンオオカミと言われているのではないだろうか。案外神様というのも適当なものだ。毛が長くてもふもふしていて真っ黒。律に包まれて眠ればどんなに至高だろうかと考える響であった。


『響、そんなにもふもふ好きだったか』


「いや、いつもはシロたちがいたから何も思わなかったけど、いなくなったら恋しくなったのか禁断症状が出たのか……、俺もふもふに目がないらしい」


 ああ、と律が納得したのを見てとりあえず響はよく眠れそうな位置を見つける。とりあえず律の首の毛と腹の毛が一番柔らかいのでそこに居座ることにした。ついでと言っては何だが、パールは律の首根っこの辺りに埋もれている。気持ちいいらしく幸せそうな顔でうとうとしている。体もふいたし、今日はもう寝る。明日からはいよいよ帰らずの森だ。



そういえば言っていませんでしたが、地図は未完成のものなので都市とか本当はいっぱいあります。とりあえず全体像が分かればいいかなと思い掲載した次第であります。

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