小劇場 作者の部屋と更新ペース
小劇場 作者の部屋と更新ペース
『こんにちは、読者の皆さん~』
『すみません。今回は少しだけ、物語の中に作者の私生活を挟ませてください』
『この作品はまだ始まったばかりで、正直まだそれほど読まれているわけではありませんが、それでも先に今後の更新ペースについてお知らせしておこうと思います』
『正直に言うと、サイトにいるすごい作者さんたちみたいに、毎日一話ずつ更新するのはかなり難しいです』
『私は台湾人なので、中国語で書いたあと、日本語に翻訳し直しています。これだけでも、けっこうな体力と集中力を使います』
『なので、今のところは――』
『毎週火曜日に本編を一話更新』
『毎週木曜日に小劇場を一話更新』
『そんな感じのペースで、少しずつ書いていこうと思っています』
『まだ読んでくださっている方も多くないのに、真面目に更新予定を告知するなんて、ちょっと偉そうですかね? へへ~』
その時、涼太が横から出てきた。
彼は作者の隣に立ち、読者に向かって深々と頭を下げた。
「読者の皆さん。どうか、僕と作者を少しだけ待っていてください」
「作者は普段あまり頼りにならないように見えますが、実は毎日『ハンモック』……つまり作者のベッドの上で、次の物語を一生懸命考えています」
『ハンモックって、本当に寝にくいんだよね!』
「そこが大事なんじゃない!」
涼太は顔を上げた。
その表情は、珍しく少し真剣だった。
「とにかく、作者はこれからも頑張って物語を書いていきます」
「僕も、頑張って生き延びます」
『なんだか、私が毎日君をひどい目に遭わせてるみたいな言い方だね』
「自覚があるならよかった」
『はいはい。さっきはちょっと真面目になりすぎたから、少し空気を軽くしようと思っただけだよ』
作者はこほん、と咳払いをした。
『というわけで、そういうことです』
『今後は、毎週火曜日に本編、毎週木曜日に小劇場を更新する予定です』
『少しずつでも、この物語を好きになってくれる人が増えたら嬉しいです』
『そして、涼太が物語に押されながら前へ進んでいく姿を、これからも見守っていただけたら嬉しいです』
「ちょっと待て。どうして物語に押されながらなんだ?」
『君は主人公だからね』
「主人公って普通に歩くことも許されないのか?」
『残念ながら、許されません』
「何だよそのひどい設定!」
『それでは読者の皆さん、また次回お会いしましょう~』
「僕を無視するなよ!」




