ハクバ国 天然腹黒すぎるユーディアス
カイトのクーロ国を出国してから一日後
俺達はユーディアスのハクバ国までたどり着いた
外交パーティの場まで行き、前回同様出席する
この国でも外交官達はせわしなく動き、政治外交の話をいそしんでいる
俺とカイトはと言うと、前回同様会場の端っこで貴族達に上辺の挨拶をしているだけだった
「お、良いおっぱい、あっちはいい尻」
そして、カイトは他の露出が高いナイスボデーな貴族のお姉さん達の胸や尻に夢中だった
「お前ほんとスケベでバカだよな、男ってほんと」
男ってほんと好きだよねそういうの
「うるせぇ、俺は男だからな悪いかよ」
カイトは俺は悪くありませんって顔で鬱陶しそうに返すし
まぁ答えが分かり切った質問をした俺も俺だけどな
「そういうお前は今はドレス着て誤魔化してるけど、外は男なんだろ?」
「あんなおっぱいとかケツ見てムラムラしねーのかよ?」
カイトにそう言われると、俺は少したじろいだ
心当たりがあるからだ
「う、それ言われると・・・・まぁ確かに・・・・そういうとこ男のデメリットだ」
「メリットだろ」
実際に俺はカイトに言われた通り、ここにいる豊満な女体の数々を見てムラムラしていた
「だいたい、じゃあカイトは女の人見てムラムラしたらどーすんだよ」
「俺だって最近悩んでるんだよ、ハルカさんはともかかく・・・セレナやクリスティーナ見て悶々とする日だってあるんだぞ!」
そうだ、俺は今現在この問題に真剣に悩んでるだ
だけか知らない他人の女の人にムラムラするのは別にいい、知られなければ問題ないだろうから
問題はセレナクリスティーナ、学園のクラスメイトの女の子に対してムラムラすることだ
こればかりは何とかしてほしい
親友や友達をそんな劣情の目で見て欲情していたとかバレると、この先友達でいられるのかどうか考えて恐ろしくて夜も眠れない
そんな俺のどうしたら良い?って質問に対しカイトは・・・
「お、お、お前それはアレだよ・・・自慰・・・オ・・・オ」
「アレってなんだよ、じい?オ?ってなに?」
何故か焦ってしどろもどろにながら意味不明な言葉を発して言い淀んでいる
「アレはアレに決まってんだろ!公衆の面前で言わせる気か!」
「?だからアレってなんだよ」
汗だくで必死に言葉を濁し続け伝えようとするカイトだけど、まったく思いつかん
アレじゃわかんねーよ
そんな男性の性事情について談義している時だった
「レオーネちゃんにカイトじゃないか、どうしてここに?」
「ユーディアス、やっぱここにいたんだ」
ユーディアスが現れた
「アレだよ、俺達はただの国の代表としての顔役だ、お前もそうなんだろ?」
「まぁそんなとこかな」
やっぱり、カイトと同じく国王の子供だからこういう行事事に出席させられてたんだろうな
「ユーディアス、あの・・・この前にこのことなんだけど俺は」
俺は、気まずそうにこの前のことを切り出す
「わかってるよ、答えが出るまでは友達でいてくれってことでしょ」
返ってきたのは意外な言葉だった
まるでこっちが立ち直るのも、告白されても答えを出す日まで友達でいようって言うのも
「ユーディアス・・・さすが、普段天然だけど昔からそういうとこはなんか鋭いよね」
たまに全部見通されることがある、鈍いカイトとは偉い違いだ
そんなユーディアスに対しカイトはボソッとなんか言った
「腹黒だろ」
「なんかいったカイト?」
「別に」
「?」
小声だったからなんて言ったのかわからん
まぁいいか
「ところで、俺久々びユーディアスの家に行きたいな、昨日はカイトの家に行ったんだよ」
俺はカイトと同じに久々にユーディアスに行きたいので連れて行ってくれと提案する
それに対しカイトは
「カイトの家に行ったの?・・・ふーん、ならいいよ俺の家に行こうか」
「そうこなくちゃな、じゃあいこうぜ」
快く了承してくれた
俺達は三人で会場から抜け出し、ユーディアスのお城まで向かった
ほんと久々だな、家に行くのも、こうやって三人で遊びにいくのも
またパーティー会場から途中抜けした俺達は、小一時間ほど歩いて
ユーディアスの家っていうかお城まで着いた
「ユーディアスの家も久々に来たな」
「相変わらず結構大きいね」
「それほどじゃないよ、まず図書室いく?」
ユーディアスの住んでる城は、白く塗装された壁が特徴のレンガ造りが大きなお城だった
高さにして30メートル以上
その大きさは大陸随一の大きさを誇っている
ユーディアスのハクバ国は決して裕福な国ではないし、国土面積は小さめの国だけど
芸術方面に定評がある国で、ハクバ国の城下町市場では様々な伝統的な工芸品が売られている
ユーディアスのお城もそんな芸術家や建築家の技術の粋を集められたお城だ
ユーディアスのお城の城門をくぐって程なくして俺達は
図書室へたどり着いた
「久々だな、ユーディアスの書庫に来るの」
そこには沢山の書物が保管されていた
色々なジャンルの本がある
図書室全体の大きさでも、下手な音楽コンサート会場くらいある
そんな中、俺はある装置を見つけた
中央には白色の魔法陣描かれ、その周りを変な歯車だとか絡繰り仕掛けの機械があった
「昔ここでよく三人で漫画読んでたよね・・・あ、異世界から漫画召喚する装置まだあったんだ」
「ああ、懐かいしね」
「この装置、昔からこの国あるんだけど魔力を流し込むだけで何故か異界の「マンガ」って書物とか色々召喚できるんだよね」
そうだ、この装置こそが俺達が小さいころにエロ本を召喚見たその然したる原因のものだ
この装置は何故か異界とつながっているらしく、魔力さえ流し込めれば異世界の書物を簡単に召喚できる代物だ
そしてその召喚できるジャンルは多岐にわたり
「少年マンガから少女マンガからライトノベルや一般小説・・・はては主婦の家事術の雑誌とか男性アイドル?の写真集とかレディコミやエロ本までいろいろ出てくるよね」
言葉で言った通り、様々なジャンルの異界の本を召喚できる
「ここもいっぱいになってきたし、そろそろ図書室を拡張しなきゃね」
マジか、今でも十分大きい部屋なのにまだ大きくるするのかよ
それだけ、異世界のし書物には魅力があるということなんだろう
そんな時、ユーディアスが一緒に本を読もうと提案してきた
「それでなんだけど、今日も面白うな本が召喚されたんだけど・・・久々に三人で読んでみない?」
「おーいいな」
「賛成」
ユーディアスの提案に俺達は快諾した
俺達は三人で漫画を読み始めて数分がたった
「はー面白かったなな」
「少年マンガっぽいけど続きはどうなるんだろう」
漫画は想像以上に面白く、続きが是非気になる出来だった
「続きも気になるけど、最近俺も漫画描こうかと思ってるんだ」
「へーいいじゃん」
しかも、ユーディアスは漫画を描いてみたいと言った
異世界の技術で作られた漫画の絵画技法を再現するのは難しいだろうけど
素直に応援したいと思った
・・・なんか他の本も気になってきた
「もうちょっと図書室で見てっていいか?」
「俺もだ」
「いいよ」
カイトも気になる本があるらしく
俺達は三人分かれて図書室を物色し始めた
物色し始めて数分
「・・・うわー相変わらずエロ本も大量にあるな・・・うっわ・・・やっぱ今男の体だから女の人のエロに興奮しちゃうな」
俺は、エッチな本が集中に置かれた本棚に来てしまったようだ
やっぱりそうだ、実物じゃなくても絵だけでもおちんちんが大きくなってムラムラしてきてしまう
こことかに解決のヒントはないだろうか?
「どうしたのレオーネちゃん?」
ユーディアスが気づいて俺の困っている様子を見て近づいてきくる
そうだ、あのことを聞こう
「ああユーディアスか実はなこの目にカイトと話したんだけど・・・」
俺は、外交パーティでのカイトの会話で「女の人を見たらムラムラする現象」について語ったことを話した
「それは、男の人特有の生理現象だね、オナニー・・・自慰行為をすれば解決できるよ」
そうだったんだ・・・初めて知った「女の人を見たらムラムラする現象」は男の生理現象で
女であたる自慰に当たる行為を男でもすれば解消できるということに
ユーディアスはカイトと違って頭が良くて物知りだから、流石こういうとこは頼りになる
「そうだったんだ・・・教えてくれてありがとうユーディアス」
「うん全然」
俺は笑顔で感謝の気持ち伝える
それに対し・・・
「しかしなるほど・・・じゃあ俺が教えればいいんだ、レオーネちゃんに男の自慰の仕方を」
ユーディアスは衝撃的な一言を言った
「え」
俺は一瞬ユーディアスの言っていることが理解出来なかった
その判断の遅れが命取りだった・・・
それから一分後ー
忘れていた・・・
ユーディアスが超がつくほど天然で天然バカだってことに、気が付いた
「・・・・めろっ・・・待ってユーディアス・・・・脱がすな!」
俺は人生初の操の危機に陥っていた
・・・処女の方でなく、前の棒の方のだ
俺は、ユーディアスにスカートをめくられてスパッツとその下のショーツまで脱がされそうになっていた
「二人ともこれ面白って・・・ユーディアスお前何してんだ!」
しかもその瞬間をカイトに見られてしまっていた
「何って・・・スパッツとパンツを降ろしてレオーネちゃんのおちんちんの自慰のお手伝いをしようとしてるけど・・・?」
カイトは頭に?と疑問符を浮かべて「男が男の服を脱がせて自慰の手伝いをするのは当たり前だけど」
みたいなキョトンとした顔でさも当たり前のことかにように言う
「か・・・カイトにもユーディアスにも・・・・見られた・・・うう」
既に俺の状態はドレスのスカートは捲り上げられてスパッツは脱がされて、ショーツまで見えてる状態だった
「してるけど?じゃねーんだよ!・・・・・いいか?ユーディアス、レオーネは中身は女だぞ?普通にセクハラだぞていうか男でもセクハラだろ」
その通りだ、カイトの言う通りだ男同士でもこれはセクハラに値するだろう
「え?そうなの?男同士ならセーフかと思ってたんだけどな・・・だってBL漫画にも普通だって書いてあったよ」
ユーディアス、それはあくまで漫画の空想のお話の世界の話であって
実際にやれば法律に接触する行為だって普通にあるから・・・!
「全然普通じゃないから」
「天然もここまでいくとバカだな」
これで引いてくれると思ったけど
ユーディアスはさらに衝撃的な発言をしやがった
「じゃあ、三人で見せ合いっこしよう」
「「はぁ!?」」
何言ってやがるこのド天然
「な、なんでそうなる!?」
カイトも思わずユーディアスの胸ぐら掴んで怒る
「いやほら、目の前に実物があればレオーネちゃんもやりやすいと思ったんだ」
「俺達が手本を見せた後、レオーネちゃんにも見せてもらおう!俺はレオーネちゃんがしてるとこ見たい!」
ユーディアスが見たくても、俺は二人に見てほしくない
「前におしっこが飛び散らない小便の仕方教えてあげたじゃないか」
確かにおしっこの仕方は教えてもらったが
それとこれとは話が違う
「ほらこれを見て」
ボロン(※本をめくる音)
「この18禁BL本にも描いてあることだから普通だよ、安心して!」
何も安心しろってんだよ
「いやどう考えても普通じゃないだろ!今すぐそんなもん捨てろ!」
「何を言うんだカイト罰当たりだ!これは神様から異世界から授かった大切なエロ本だよ、国宝この国も宝で神話の遺物と言ってもいい」
神様・・・?神話・・・?国宝・・・・?何も言ってらしゃる
「この国の神様「エロー・ザッシ様」も許してくれるよ!」
なんだその神様!?
碌な神様がいたもんじゃないな!
「俺は純粋に手取り足取りレオーネちゃんにオナニーを教えたいだけなんだ、分かるだろカイト」
しなくていいからっ、手取足取り教えなくていからっ、余計なお世話だからっ
「何、そうなのか?・・・神様が許してくれんならならまぁ・・・俺もぶっちゃけレオーネのアレに興味があるし・・・」
唯一の頼みの綱で、常識側だと思ってたカイトまでユーディアスに絆されてアホなこと言い始めた
そのことにより俺の怒りは有頂天に達してしまっていた
「なななな、こっのっ・・・エロバカコンビー!」
「誰がお前らの前でやるかよ!バカ!死ね!そんなことしたらなんか違う18禁エロゲールート?とかいうのにに入っちゃうだろ!」
「ゲストルームで一人でやるから!お前らは絶対入ってくんなよ!」
バン!
俺はそう怒鳴って言うと扉を勢いよく締めて、ゲストルームに向かった
「あ、後エロ本何冊かちょっと借りるから!ユーディアスとカイトのバーカ!」
ついでに図書室からエロ本を数冊借りて、ちゃんと断りを入れる
そ同時に扉の向こう側から二人を罵倒しておく
カイトとユーディアスの二人は図書室に取り残された
「理不尽だ、俺はユーディアスに巻き込まれただけなのに・・・」
カイトはため息をついてうなだれた
「レオーネちゃん・・・僕の何がいけなかったんだ・・・?」
ユーディアスはこの期に及んでも、分けが分かっていなくてキョトンとした顔で頭に?マークの疑問符を浮かべている
「全部だよ・・・お前って時々本当に天然なのか腹黒でやってるのかわかんなくなるわ・・・なんでこいつの親友やってんだよ俺は・・・」
ユーディアスのその発言に
カイトは頭を抱えた
その後・・・
「二人ともお待たせ戻ったよ・・・本返すね・・・ありがとう・・・」
「お、おう」
俺はエロ本で自慰行為をして出すもの(精液)を出した後、すっきりした顔で二人のとこへ戻ってきた
だけど・・・多分今の俺の顔は女として何か大事なモノを失ったような表情をしているんだろうな・・・
「レオーネちゃん・・・何かを失ったような顔だけど大丈夫?」
「余計なこと言うなよな・・・ていうか原因はお前だ」
その後、俺はユーディアスのお城の隣の迎賓館のゲストルームで一泊した後
朝の身支度を整え
カイトとユーディアスのお見送りを受けながら馬車で次のとこへいく準備をしていた
「もう行っちゃうだレオーネちゃん・・・ゆっくりしていけばいいのに」
「そうしたいのは山々なんだけど予定が詰まってるからごめんね、本当はまだいたいだけどね、まだ見たい漫画沢山あるし」
別れ際のカイトとユーディアスの顔はなんか寂しそうだった
まぁ気持ちは俺も分かる
三人でああやってバカやって遊んだなんて久々すぎてから・・・
俺は少し胸がほっこりした気分になった
だけど次は・・・
「次はあのサディス王子のとこだろ?俺達もついていった方が・・・」
「大丈夫だよ、心配すんな・・・いくらあいつが変態でもいきなり襲いかかったりはしねーだろうし」
そうあの性悪のサディス王子のとこだった
正直不安しかないけど、いくしかないだろう
「じゃあねレオーネちゃん・・・あいつに何かされたらすぐ言ってね」
「何かあったら俺達がすぐ行くからな」
「分かってるよ、じゃあ行くから!またな二人とも」
大切な幼なじみ二人に見送られ
俺が乗ってる馬車は、マルデゥク国まで出発した




