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クーロ国 カイトは兄弟多い

馬車で出発してから一日後、俺は程なくしてカイトの国

クーロ国へとたどり着いた

ついて早々、外交パーティーが開かれ

俺もドレスを着て参加

さっそく、外交官や大臣達はクーロ国の外交官と話を始める

俺はまぁ・・・当然だけど実際は面子を保つための顔役としての役割だ

「レオーネ王女、ご機嫌麗しゅう」

「ご、ごっきげんよう・・・・・・・・・」

「マテリア国には是非魔族との戦いの旗頭として期待しておりますぞ」

「え、ええ・・・こちらこそありがとうございます、ご期待に添えるよう精一杯働かせていただく所存ですわ・・・」

貴族たちに恭しく女っぽく、だけど表情が引きられた笑顔で挨拶するだけで

やることはなかった

や、やばい・・・顔が、創った笑顔がめっちゃひきつってる・・・

そう思っていたとこに、貴族はまた来た

「ところでレオーネ王女、婚約者には是非我がクーロ国のカイトを選んでくださってください・・・・その方が両国の為になりますぞ」

「あ、あらその件はまた日を改めて決めさせていただきますわ~・・・今日は軍事的なパーティーですもの・・・そういえば俺・・・私喉が渇いてしまったわ~」

多分、さっきの人達もそうだけど、後々の事を考えて将来のお妃に気に入られようと媚びを売っておこうって考えなんだろう

結婚のことを聞いてくる貴族達もそうだけど

非常に答えずらい質問というか普通に外交的な圧力だったので、たまらず

俺は喉が渇くふりをしてその場を退散して、人気の少ない場所まで移動した

・・・・・・・・

正直、非常にかたっ苦しい、柄じゃないことはするものではないと思った

一応貴族の淑女としての嗜み(ダンスとか礼節とか言葉使いとか)はクリスティーナやセレナや家庭教師から一通り教えられけどさ・・・

なんだよこれ、俺が女性の貴族言葉とかありえねー恥ずかしすぎる

やっぱし帰ろっかな・・・

そんなことを考えてる時だった

「レオーネ・・・来てたのか」

前から、いつもの青の学生服ブレザーじゃない貴族的礼服に身を包んだカイトが現れた

当然といえば当然か、クーロ国はカイトの国で自分のとこの催し物だ

王侯貴族として参加するのは当然のことだろう

「あぁ・・・そのなんだ・・・・この前は」

カイトはバツが悪そうに言葉を濁している

多分この前のことを気にしてるだろう

「別にいいよあの程度気にしてないよ・・・答えは保留ってことでいい?・・・・答えが出るまではまだ友達でいてくれてるんだろ?」

そんなカイトに俺は微笑みながら、「答え」が出るまで友達でいてほしいと伝える

「・・・・ああ、そうだな」

そんな俺の言葉に、カイトも苦笑して返してくれた

良かった・・・いつも通りのカイトだ

「じゃあさ、カイトの家に案内してよ」

そこで俺はある提案をした、カイトの家に遊びにいくことだ

「正直、俺こんなとこいたくないからさ・・・頼む!久々にカイトの弟妹にも会いたいし!」

カイトには歳の離れた5人の弟妹達がおり、昔俺とカイトとユーディアスの三人にカイトの兄弟を交えて遊んでいた

だから久々に会いたかった

「え?うーん・・・・まぁいいか、あいつらも会いたがってたしいくか!」

カイトも同意してくれた

俺はカイトと一緒に、パーティー場から抜け出しカイトの家へ向かった


徒歩で一時間程なくして、カイトの家に着いた

カイトの家は国の王様の家系こそあれど、平民から成りあがってきた系譜らしく

国全体に自ら質素倹約の政策を知らしめる為に

自分たちのお城も、ただの貴族の屋敷風に作られてて質素倹約具合がうかがい知れる

ついてそうそう、玄関付近でボール遊びをしていた子供達がこちらに気づき

こちらに近づいてくる

「あー、レオーネちゃんだ!」

「ほんとだ!久しぶり!一緒に遊んでくれるの!」

間違いない、あの二人はカイトの弟のジーク君と妹のリリア

それと、三人の三つ子の弟たち

「おおリリアちゃんにシーク君じゃん、それに三つ子のチビ達も久しぶり元気にしてた?じゃあドッジボールでもするか!カイトもいいよな!」

「来て早々、元気だな我が弟達ながら・・・・まいいぜただし手加減はしねぇからな」

「「やった!」」

俺はしばらの間くカイトの弟妹達と遊んだ

「ふぅー遊んだな、楽しかったか?」

気づけば夕方になっていた

でもさすがにドレスじゃ動きにくかったな

汗でぐっしょりと濡れている

「うん!次はいつ遊びにくるの?」

「あはは、気が向いたらな」

「えー」

チビ達は残念そうにしていた、まぁ本当に滅多にこれないからこればかりは仕方ない

「チビ達はもう夕食の時間だろ?手洗って準備してな」

「はーい、お夕食だ」

チビ達に中々遊んでやれないことを内心で謝りながら、夕食へと興味を向かわせると

俺は俺でやることがあった

さっきまでドレスで結構激しい運動していたから、汗でぼびっしょり濡れていた

「さて、カイト今汗でドレスが濡れてて着替えたい、トランクに入ってる騎士服に入ってるからそれに着替えたい部屋借りていいよな?」

「ああいいぜ」

カイトの了承も得て、俺は汗で濡れたドレスを着替えるためにカイトの部屋を借りた


ドレスを脱ぎ始めてレオーネはそうそうに思った

そういえば、この服・・・一人で脱いだり出来たっけ?


3分後

「ぬ、脱げない・・・そういえば一人じゃ激ムズだった」

俺は脱げないドレスと格闘していた

ドレスが中途半端に脱げ肌が露出していた


一方でカイトはレオーネに伝える為に部屋の前に来ていた

目的はレオーネが落として忘れていった髪留め用のヘアゴムを届けることだった

カイトはドアを開けた

しかしそこには・・・

「入るぞー、ヘアゴム忘れてるぞー」

そこにはドレスが脱げず、上半身裸状態のレオーネがいた


俺は咄嗟に上半身を両手で隠す

「ば、何開けてんだよ!」

み、見られたしまった・・・・裸・・・・!

「?何恥ずかしがてんだよ、今性別男だろ?」

焦る俺に対してカイトは、頭に疑問符を浮かべて呆け顔でこっちを見ていた

バカ気づけ雰囲気で察しろ!

「今は女の方だ!男の状態でドレス着るわけあるか!」

そこまで言ってようやくカイトは気づいてくれた

カイトの顔がみるみる内に焦りの表情へと変わっていった

「ななにいいいい!」

しまいには叫びながら一歩二歩ずりずりとさがっていく始末だった

「・・・そうだ!」

しかし、カイトは何か閃いたようだった

なんとあろうことにカイトは・・・・

「な・・・・待って!」

俺を押し倒して、地面に組み伏せたのだった

ミディアムヘアの髪の毛が地面に広がっていく

心なしか、ドキドキと心臓の鼓動が強く跳ねて、動悸が激しく感じた

「ほら、今男にチェンジした!・・・だからノーカウント!」

ああ、なるほど触れて男性化させれば裸を見た件は男同士だからセーフって腹積もりか・・・

「ってなるわけあるかー!」

いやどう考えてもアウトだろっ

何考えてるんだよ、バカ!

しかも手を握ったままだし・・・

「ていうか・・・・いい加減手放せよ」

「わ、わりい!」

俺の指摘でそれに気づいたカイトは、パッと手を放した

だが・・・

まだ馬乗りの状態だということは変わらない

カイトに言ってどいてもらおうと思った瞬間だった

ドアが突然空いた

ドアの向こうにいたのは・・・

「おにーちゃん・・・男の子同士で何やってるの・・・・ていうかレオーネちゃんは男の子!?」

カイトの妹のリリアちゃんだった

しかも、カイトが俺を押し倒して何か猥褻な行為をしてると勘違いしてるっぽいな

「おにーちゃんの不潔ー!」

リリアちゃんは、カイトへの罵倒を残し

部屋から走って逃げていった

信頼してた兄がそんなことしてたらああもなるだろうな・・・

「まて!リリア!これには深いわけがー!」

そんなリリアちゃんに対し、カイトは誤解を解こうとして慌てて追いかけていった

彼がその後どうなったのか知る由もない・・・


ふと俺は、カイトのベットの下に隠されてる本に気づいた

「後、ベットの下にエロ本あるの見えてんぞ」


その後、俺はカイトのクーロ国の迎賓館のゲストルームで一泊した

朝起きてからは次のユーディアスのハクバ国までいくため身支度を済ませ

馬車で乗り込むとこだったけど

「もう行っちゃうのか?」

カイトがお見送りに来ていた

カイトは昨日と同じクーロ国の黒服礼装で来ていた

「ああ、次はユーディアスのとこだ」

「じゃあ俺も一緒についていって良いか?」

ああなるほど、多分カイトはユーディアスに本を借りてるから

恐らくその返却だろうな

わざわざ礼服で来ていたそのためか

「あいつに借りたエロ本返さくちゃいけねぇんだ」

やっぱりそうか

「またそれかよ、でもまぁいいよ」

俺はカイトの提案を承諾し、一緒に馬車に揺られ

ハクバ国まで向かった

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