魔族襲来、全騎士抜剣せよ
10人程度の男女の護衛としばらく町を回っていると、見知った顔と出会った
「あ・・・・」
「レオーネ・・・」
「レオーネちゃん・・・」
ユーディアスとカイト
あんまし今は会いたくない二人だった
二人とは、あれ以来一週間会っていない
見ると二人とも騎士服を着て武装していた、つまり
恐らく二人も同じ目的だろう、町に忍び込んだ魔族の討伐にやってきたんだ
ていうか二人ともいくら国の第二王位程度の家柄だとはいえ護衛も付けずに来るなんて・・・何考えてるんだか・・・
一応第一王位がいなければ次はあんたたちなのに・・・
それにしても・・・何を話していいか・・・
ええい、とりあえず仕事のこと!
「あ・・・久しぶりだね二人とも・・・二人も魔族探しに?」
「え・・・ああうんそんなとこだよ・・・・」
「あーえっと・・・なんだ今は・・・男の状態・・・か?」
やっぱりそうだった
俺は今の性別の状態をカイトに聞かれて
「ま、まあね・・・でも女子隊員の救護してると頻繁に女に戻るからルドルフさんと魔女さんに頼んで男にしてもらってる」
男性の状態だと答える
この性別の状態が結構問題だったりする、俺の事情だと頻繁変わってしまうからだ
何故かと言うと、思った以上に女子と肌が触れる機会が多いからだ
前言した通り怪我した女子隊員の救護の時もそうだし、文房具のやりとりとかちょっとしたことでも女に戻ってしまう
その度にルドルフさんか魔女さんに男にしてもらってる
まぁ男に触れてたら男に変わる呪いがあるから積極的になる理由はないけど
男の体に慣れときたいことと
もしいきなりなんらかの要因(魔力阻害など)で呪いの効力がなくなれば、即挿入即孕ませエンドになってしまう可能性もある
だから念の為、常に男性の性別でいようと思ったわけだ
「そうか・・・」
カイトとそうかと小さく一言、ユーディアスは何も言わない
「「・・・・」」
俺と二人の間にしばらく静寂が訪れる
お互い言葉を発しない
最初に言葉を発したのはカイトだった
「あのさ・・・」
その時だった
「はっ・・・・敵襲!」
俺達の背後に、魔族が現れた
「こいつら魔族だ・・・・!」
数は5匹、犬と同じような容姿をした中型四足歩行獣タイプの魔族だ
「グルルルル!」
犬型魔族は唸り声を上げる
俺達はすぐ身構えて戦闘態勢をとる
「指示は俺が出す、各員二体一の状況を保ちつつ連携して各個に撃破しろ!」
俺はすぐ護衛の皆に指示を飛ばす
作戦は二体一で連携して確実に各個撃破する戦術をとった
「了解、レオーネ将軍に続け!」
「全騎士、抜剣せよ!」
士気が上がった隊員たちは、俺の抜剣の号令で一斉に剣を抜き
戦闘が始まった




