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44.ソフィーリア王族の緊急会議と甘いキス

 ソフィーリアの王宮では今も尚、緊急会議が行われている。


 オールは『ココネの側を離れない!』と言って会議に参加していない。


 私の手をずっと握り、私を見ていた。


「………」


「会議の内容は終了次第お知らせ致します」


 ジンがオールに言い残し部屋を出て、会議へと向かった。


「何かあれば知らせて下さい!」


「ハッ!」


 護衛に短い言葉で言い、ジンは会議に出席した。



 オールは小さくなったフェンを抱き、私の顔の横に置いてくれた。


 フェンも心配して「主人」とだけ言って私にスリスリしている。




 会議では


「私は人間側の学園に通わすのは反対!」


「ココネの知識はこの世界にいる誰よりも優れています。

 学園なんて不必要です!」


「私達の娘に、よくも!

 憎らしい!!」


 王妃様は、毛を逆立てて両手で扇子を握り締め。


 グググッ………バキバキッ!!


 色んな意見があったが、王妃様の扇子折りには皆さんは見ないふりしています。


 目が合えば、どうなる事か。


 王妃に続き、皇女様達までツノを出し綺麗なお顔が、鬼瓦かよ! って、突っ込みそうになるくらい怖いです。


 なので、男性陣はスルーで解決策を話すが、決まらない。


 ジンがある発言をした。


「人間の学園へは護衛有りで週に一度の登校にするのはいかがですか?

  護衛役はオパール殿下直々でも宜しいかと思うのですが。

 如何ですか?」


「1日だったら政務に支障はないな」


「そうね、どうしても学びたいと希望があれば、ソフィーリアの学園へ登校も出来るし良い案ね!」


 ジンの発言に皆、賛成だった。


「ココネの足は……治らないの?」


 ローズは心配でジンに聞いた。


 ローズが聞いた後に、リリーと王妃様も「それが一番重要よ!」と言って王族の女性陣に詰め寄られるジン。


「………」


 ジンにも分からないので答えられなくて、両手を拳にしたあと握りしめていた。


 ツノを出し、王様の『青筋』だけは初めて見るらしいです。


「ディロールの王に手紙を出しておけっ!!」


 王様も怒り心頭に発していた模様だ。


 返事を待つソフィーリアの王族達。


 その頃、 私は目を覚ましスリスリしているフェンの頭を撫でていた。


「フェン、 私ね足が動かないんだ……」


 隣に誰かいる『リィンッ』鈴の音、 オールがいる。


「オール、こんな足になってごめんね。

 シンにも迷惑をかけて申し訳ないよ」


 オールは私を抱きしめた。


「俺がずっと側にいる!

  俺はココネの足になるから自分を責めないでくれ!」


 オールの優しさが嬉しくて、 私からオールの唇にキスをした。


 初めてのキスを自分からって、恥ずかしすぎて両手で顔を覆った。


 オールが私の両手を片手で握った後、そっと手で頬に触れオールからのキスを受け入れた。


「ココネ、ありがとう」


 オールからのキスが忘れられません!


「オール、 喉が渇いたからキッチンに行きたいの。

 運んでもらっても良い?」


 オールは頷き、私を横抱きにしフェンと一緒にキッチンへ行こうとして、ジン達に会ったが急ぎ足で。


「俺は今急いでるから!」


 一言だけ言ってスタスタ前を通り過ぎたと思ったのだが、王妃様と皇女様方は見逃さなかった。


「オール! お待ちなさい。

 私達のココネを何処に連れて行くのです?」


「お兄様、ココネはまだ寝ていた方が良いのでは?」


 私はオールの胸にソッ! と寄り添った。


「オール、立ちたいから私を支えててもらえる?」


 オールは頷かなかったが、 私に根負けし立たせてくれた。


  始めは扱いが難しくて倒れてしまったけど、 王様と王妃様の前だから立たないと駄目だという頑固な私の考えからなのか、皆さんにお辞儀をし挨拶をした。


 オールには感謝だよ。

誤字がありましたら、すみません。


読んで下さって、ありがとうございます。


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