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45.オールに内緒で許可を貰いました

 夜になると怖くなる。


 足が動かなくなった、あの日の恐怖と毎夜見る悪夢。


 フェンが毎回『スリスリ』して癒してくれるが、でも隣にはオールにいてほしかった。


 私はオールと一緒に寝る事を、王様と王妃様に許可を貰おうと思い。


 即実行に出た、そして今移動中なのです。


 移動はどうしているのかって?


 オールの政務が忙しい時はフェンの背中に乗って移動してるの。


 こっちの世界にもあるんだって、車椅子が。


 王様が車椅子を注文してくれたから、届くまではオールとフェンが足の代わりをしてくれてるの。


 時には他の方や、ジンだったり王様の時はオールの嫉妬がね、無言の威圧感は半端ないんだよ?


「フェン、いつもありがとう」


 モフモフの背中に抱きつく私


「我は、主人に頼み事されるのが嬉しい、主人の子が出来たらもっと嬉しい!」


 もうっ! フェンってば、恥ずかしい事言って。


 でも、オールとの子供は欲しいけど私はまだ成長中だから。


 オールとの仲をもっと深めてから、考えるかな。


 謁見の間に入って良いかを騎士様に聞くと、笑顔で「どうぞ」と入れてくれた。


 王様の近くまで行き。


「この様な姿で申し訳ありません。

 今日は王様と王妃様に許可して頂きたい事があり、参りました」


「ココネ、格式なんて今は良いのですよ。

 それで、許可とはどうかしたのですか?」


 王妃様は身を乗り出して聞いてくれたので、オールとの事を話した。


「結婚もしてない男女が一緒に寝るのは体裁が良くないと分かってはいます。

 ですが、あの時の事を毎夜悪夢になってしまって眠れないのです。

 オールと離れているのが不安で怖くて。

 一緒に寝る許可を頂きたく参じました!」


 フェンの背中で頭を下げてお願いすると。


「うむ、そうだな。

 可愛い娘であるココネの頼みだ、オールとの就寝を許可しよう!」


 わあ! やったぁ〜〜!!


 満面な笑顔で、両手を上げて喜んだ。


「ココネの笑顔を見たのは久しぶりね!

 ココネ、今からお茶でも如何かしら?

 コック達も心配していたわ」


 皆に心配かけちゃったし、キッチンへ行ってみよう!


「王妃様、ご一緒させてもらって良いでしょうか?」


「ええ! 早速行きましょう!」


 王妃様は、王様への挨拶無しにルンルンな足取りで行ってしまいました。


「王様、許可を頂きありがとうございました。

 御前、失礼致します」


 頭を下げてから王妃様を追いかけた。


「ヨシュアよ。

 あの妃の顔を見たか?

 妃の満面な笑顔は久しぶりに見たぞ!」


「はい!

  私もあの様に挨拶も忘れる程の笑顔は久方ぶりかと」


 王様と大臣は驚きはしたが、楽しそうに話していた。


 ダダダダダダッ!!


「父上!

 ココネが、ココネが居なくなって……」


 オールの話を最後まで聞く事なく話た。


「今しがた、妃がココネと茶をすると言い……」


 オールも最後まで聞く事も無く、挨拶も無く行ってしまいました。


「殿下もお二人に良く似ておりますよ」


 ヨシュアはニコニコと微笑んでいる。


 王様は無言だ「……」笑う事さえ出来なかったらしい。

誤字がありましたら、すみません。


読んで下さり、ありがとうございます。


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