抱える信念
死にたいと思って、死ねるだけで、そいつは幸せだろうよ。
生きたいとか死にたいとか全部、おふざけに思える。
どうしようもなく生きて、そしてこの世界で這い続ける事になっても、とにかく生きてる、そうゆう人こそ私は、真剣に生きてると思う。
確かにそうして現実しか見れないことは不幸かもしれない。
でも、不幸を気取って勝手に幸せになってるやつは、私はくだらなくて仕方ない。
だからと言って、
この世はくだらないと言って楽観主義になって心のゆくままに事をする奴も私は憎む。
そして、最も憎いのは、
表で繕い、裏では人を駆け引きの材料としか思っていないやつだ。
確かにこの性質は、人である限り誰もが有しているモノだ。
私だって少なからず、人をそうした眼差しで見ているだろう。
しかしこれは、開き直っていいものじゃないはずだ。
自分の弱さを正すことは、体力がいる。
当然、日々のなかの苦労でそんな事はないがしろにされるのは、わからなくもない。
しかし、私はやはり思う。その手につけられない状況の責任の所在が自分にはこれっぽちもないと開き直ってはいけない!
私は正す。
私がたった1人でも私を私とする、その定義はこの信念だろう。
私は、御白玲奈。
私は力を行使する。
ある1つのバリエーションの世界で発生した、人の思考化が進化したことで起こった紅色の塊。平戸才はその中を読み込んでいた。
「これが御白の動機か。現在の学生にしてはやはり違和感がある。やはり、数値異常か。」
世界の人々は各地で紅色の塊になり、他の塊と融合していた。
「彼女が両親を殺した理由は、、」
平戸は目をつむると再びまぶたを開いた。
それはもう1人自分自身に聞くようであった。
「マザーコードゆえに彼女の変更が効かないのか。終わる世界を見せたくなかったんだな。」
そうして、平戸は、
「別の俺は、よろしくやってるみたいだな、ファクトリーフィールドで。」
そうして世界はふたたび定数に戻る。




