第69話「一緒に過ごした楽しい時間」
この前会ったあと、僕たちは学校の課題を終わらせるために、もう一度放課後に集まった。
作業は順調に進み、ほどなくして提出に必要なものをすべて準備することができた。
そして翌日、僕たちは一緒に課題を先生に提出した。
先生は僕たちの作品に目を通し、何度かページをめくると、満足そうにうなずいた。
「とてもよくできていますね。二人とも、よく頑張りました」
「ありがとうございます!」
アイノは笑顔で答えた。
僕も静かにうなずいた。
こうして、僕たちの課題は無事に終わった。
放課後、僕たちは一緒に学校を出た。
「やっと課題が終わったね!」
アイノは伸びをしながら言った。
「これで少しゆっくりできるね」
「そうだね。なかなか頑張ったと思うよ」
「ところで、レン。今日は何か予定ある?」
「いや、特にないけど。どうして?」
「よかったら、少し散歩しない? すぐに帰るのもなんだかもったいないし」
「いいよ」
アイノは笑顔になり、僕たちは近くの公園へ向かって歩き始めた。
学校で一日を過ごしたあとだったこともあり、少し散歩するにはちょうどよかった。
僕たちはゆっくり歩きながら、授業のことや、先日まで取り組んでいた課題について話した。
「ねえ、レン。一緒に課題をやるの、楽しかったよ」
「僕も。アイノと一緒に作業できてよかった」
「本当? そう言ってもらえるとうれしいな」
「もちろん。アイノの助けがなかったら、こんなに早く終わらなかったと思うよ」
アイノは僕を見て、うれしそうに微笑んだ。
「じゃあ、次も一緒にやろうね!」
「また機会があれば、ぜひ」
そのまま僕たちは散歩を続けた。
しばらく歩いていると、近くに小さなカフェが見えてきた。
「レン、あそこに寄っていかない? ちょっとお腹が空いちゃった」
「いいよ。僕もちょうど何か食べたいと思っていたところだ」
僕たちは店に入り、空いている席を見つけて座った。注文を済ませると、くつろぎながら再び話を始めた。
「ここ、なかなか落ち着く雰囲気だね」
店内を見回しながら、アイノが言った。
「うん。僕も気に入ったよ」
やがて料理が運ばれてきた。僕たちは食事をしながら、時々学校での出来事について話した。
会話は自然と弾んだ。アイノは授業のことを話したり、学校であった面白い出来事を思い出して話したりしていた。
僕はそんな彼女の話を聞きながら、ときどき返事をした。
食事を終えると、アイノは時計を確認した。
「あっ、もうこんな時間。そろそろ帰らないとね」
「そうだね」
僕たちはカフェを出て、もう少し一緒に歩いた。
やがて、それぞれの帰り道が分かれる場所に着いた。
「今日は楽しかったよ。一緒に来てくれてありがとう、レン」
「僕も楽しかったよ。毎日だって一緒に過ごすよ。それじゃあ、また明日、アイノ」
その言葉を聞いたアイノの頬がほんのりと赤くなった。それでも、彼女は僕に返事をした。
「うん、また明日!」
アイノは手を振ると、そのまま家へと帰っていった。
僕は少しの間その場に立っていたが、やがて自分も帰路についた。
つづく




