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邂逅  作者: 群青 ひら
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第17章 閑話休題・ROUND2 ① 12月・大河

「あいたたた……」


お腹をさすりながら生活安全課に戻った署員が言った。


「どうしたんです?」


今日は小学校の不審者対策訓練でしたよね、と向かいの席の署員が言った。腰なら分かるけどお腹って?怪訝そうな目を向けた。


「いつも通り、不審者役をやったんだけど……。さすまたのすごい使い手がいてさ……。 間髪入れずに、ごん!と。腰も入っていて、当たったお腹がまだ痛いんだよ。


あれ、何人か制圧しているよな。そんなに不審者入っていたかな……あの小学校」


1回でも入れば大事である。そして、そんな情報はなかったな、と聞いていた署員は思った。


「パトロール、少し多めに回っておこうかな」


そうですね、と聞いていた署員はうなずいた。


……暴対のしごきの結果だとは誰も知らない。




そして……。終業後の帰り道。大河は1人反省会をしていた。


小学校のさすまた、回転させにくいタイプにしないとな。持ち手がスコップタイプの……。


スコップタイプでも回転させられ、ひっくり返された。スコップタイプでそうなのだから、通常の持ち手では簡単に回転させられてしまう。


大河は県警の会議室で、暴対の刑事にしごかれた時のことを思い出した。


今度こそは、負けない。


と、その前に不審者対策としてさすまたの買い替え、校長に進言しよう。


大河は思った。


読んでくださりありがとうございます。

閑話休題 別名:音環のお仕置き編です。3つに分かれます。

時間が第16章より前、15章の直後の話になっています。

空気感をそろえるためでしたが時系列が前後してしまい申し訳ありません。

気軽に読んでいただければ幸甚です。

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