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開拓村の成り立ち

開拓村というのは、森などを切り開き、人が住めるようにした新たなコミュニティの創設だ。


パターンは色々で、子爵家の三男やら、男爵家の次男やら、

騎士爵が退職金代わりに任命されるやら、、


並べると分かる通り、貴族の『格』に応じて、出される人間のランクが変わるのだ。

『家には置いておけないけど、遊ばしておくのも勿体ないから、

小銭やるから、ちょっと開拓村作って来い』

ってなもんだ。


そう、開拓村を成功させるには金が要るのだ。



この俺の住む村は、騎士団を満期引退した騎士爵の方が開いた村だ。

騎士爵が村長で、長年の従者が副村長。


村長らの家々と親戚の合わせて4家が主体となり、

そこに冒険者を見繕い、雇い入れる。

奴隷商から大人しそうな奴隷を買い入れ、大体30〜50名の集団になる。



冒険者らは事前に移住の希望を聞いておき、移住しないなら1〜5年の先住として、

持っているスキルや技能を加味して、条件の合う人間から取っていく。


ウチは父親が奴隷だった。

街での商売で騙されて、連帯保証人になったが、借金をした知り合いに飛ばれたのだ。


生憎とタイミング良く開拓村の話が起こり、母さんがしっかりとした裁縫職を身に着けていた事や、

男の子の3人兄弟が付いてくるという事で、村長が身請け人となり俺たち一家は晴れてこの辺境の村にやって来た訳だ。



俺はその時4歳で、5つ上と、3つ上の兄貴らの後を、着いて来た。

(もうひとり居たらしいが、流行り病で赤子の内に亡くなったそうだ)


小川に沿った守りに容易い土地は、ギルドへ依頼していた部分は木が切り倒されていた。

俺たちは残されていた木の根を掘り起こしながら、

少しずつ畑を広げていったのだ。

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