陶器
狩りで出て来る獣の骨を見ていて、何だっけ?と考えていたのだ。
神父様の話す文明を考えていて、記憶がやっと繋がった。
アレだ、あれが出来る。
焼いた骨と混ぜ合わせる、骨灰を混ぜた白い磁器を作るのだ。
目指せボーンチャイナだ。
しかしやり過ぎは注意だし、俺は雑用を増やしたく無い。
そこで取り敢えず実験で焼いてみて、後の事は村長と相談をする事にした。
「で、何をするってぇ?」
「骨を焼いて、粘土と混ぜて皿を作るんですよ!」
属性魔術師のソフィアさん(22歳)は魔術の手練れだ。
火の魔術は得意では無いそうだけど、俺のチートパワーと組み合わせれば、
何とかなるだろう、してみせる。
狩りが終わってから、土手の斜面に穴を掘ってペタペタと釜の壁を作り、
『どんなだっけ?』と記憶を探りながら小さな焼窯を作った。
熱が上に登るのを利用して火力を上げるのだ。
「釜の入り口は壊せるようにレンガで、、風を送れる穴が欲しくて、
煙突が要るのか、、」
ソフィアさんが紙に書けと言うので、カキカキして、じゃあ土魔術でドッカンと寄せて貰い、
3日掛けて釜は完成した。
鉄で棚を作り、何枚焼けるか?何が焼けるか?
『そんならウチにもくれよ』とニッダさんが言うので、
村長+副村長+神父様の分が主で、多少割れる事を考えて多めに焼いて、
余ったらニッダさん家の分にするとした。
「で、割れると嫌なんでモノは多少厚めに作るんですけど、結構時間が掛かるんですよね」
「?」
「多分、、3日くらい火の番をしないといけなくて」




