↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/37

狩人見習い

「提案なんですがねぇ、アオをこっちで預かるってのはどうですか?」

ニッダの言葉に村長が眉を寄せる。


「それは狩人か、冒険者か、、伯爵家のお抱えに仕込むって話しか?」

村長はコップをジッと見つめて問いかける。



「狩人ですねぇ、、本人が望めば他も考えますが」

「、、フン」


「村に残ってても、何かと思い出してギクシャクするかもでしょ?

森の中で獲物でも追ってれば、すぐ忘れるでしょ」

ソフィアの言葉に村長は首の後ろを掻きながら、不満そうにへの字にクチを曲げる。


出来れば、村長としてはアオに統治や、村長の仕事を学んで欲しい。

しかし、7歳の子供に求め過ぎなのは村長も十分理解しているのだ。



「週末は教会だ、神父様を心配させる訳にはイカン。

工事現場には極力入らせんが、入る時は俺か副村長(ジョンス)と一緒だ」

村長がため息混じりに言うと、部屋の皆が声を出さずに笑った。


※※


『快速』を働かせて森の中を駆ける。

小枝や藪の葉が肌を叩くが『快癒』が働き、小傷を癒す。


一瞬『跳躍』をして視界を確保し、正面で逃げるオス鹿の尻を捉える。

空中で木の幹を蹴りつけ、更に加速する。


俺に追いつかれつつある事を察した鹿が、右手に方向転換をする素振りを見せる。

すかさず鹿の右手の藪に、手に持った小石を投擲(とうてき)して、鹿の気を逸らす。


藪に何か居ると錯覚した鹿が足踏みをして、また正面に向けて走り出す。

ニッダの待ち構える正面へ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。