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塩

村の税収はパンと塩だと言ったが、ちょっと違うのだ。


俺は森の探索範囲を少しずつ広げて行ったのだが、

3年もウロウロしてれば珍しいモノも見つかる訳で。

俺は森を抜けた山裾で岩塩の地層を見つけていた。



山肌に鹿が登りペロペロとしてるので、何だアレ、何だっけ?としばらく見ていたのだが、

(あっ!塩か!)

と気付いた。


山から塩が取れる理由はいくつか有り、昔海だったり、地殻変動だったり、温水で溶け出したり、

理由は分からなくても塩は大事な訳で、

鹿に舐めさせて良いモノでは無い。



取り敢えず山肌を『保存』して、これ以上舐め取られ無いようにカバーして、

(というか、それってバリアだよな)

持ち帰れるサイズを切り出した。


家の近くの河原で、良さげな石を鍋代わりにコトコト煮込んで塩を取り出し、

『純化』して『固着』で固めて、塩ブロックの完成だ。

、、村長から買うモノより、随分と純度が高いものが出来てしまった。



両親と神父様と相談した結果、村長と話し合おうとなり、

副村長を交えた、、6者面談?を行った結果、

毎月手のひらサイズを村長に買い取って貰うのと、他の村民には内緒という事で話が纏まった。


俺はホクホクだったが、後で神父様から「でも、アオの手は年々大きくなりますよね?」と言われて「はっ!?」とした。



やられた、村長の方が上手だったらしい。

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