帰宅途中
街彩花の彩録館からの帰り道、葵と伊織は二人、過去に起きた事について話し、笑い合えていた。
葵「このまえ、通念様式開講屋さんのお話聞いてみたら、そんなに上手いとは言えない話し方してて、あんまり慣れない内容のお話をしていたよ。」
伊織「そうなの。それは面白いね。たまにウロウロとしている色んな人お目にかかれて、百花繚乱ね。」
葵「楽しいよね。伊織の方はそういう相手いた?」
伊織「こちらは、リンパケアセラピストさんに会えた。リンパの旋回良くさせると話していたよ。心地よいひととき経過したかな。」
葵「地域によって色んな人お目にかかれて、不可解よね。街彩花も、少し変わっていたわ。話し方に、返り点つくみたいなの、笑っちゃった!」
伊織「…こちらの地域、音歌市は…そういう風習、嫌うの。みんな、点のつく話し方はしてないよ。慣れてないから、内容すこしわからないところあったよ。」
葵「そういわれると…伊織はいつも、話し方に他の人とは異なる言い方してるのかなって思う。音歌市は行ったことないから、他と比較すると、特有の雰囲気あるのかも。」
伊織「街彩花は、上の点使う話し方してたよね。音歌市にはね、『まみむめも』すら避けられることもあるの。『わをん』については、平気といえない人もいるから。気を使わないといけないよ。」
葵「伊織のいる地域の人、弱々しいね…信念は強いみたいなのに。」
伊織「……(ニコ)」
葵「あたしのいる土地のみんなは、決めたことは変えたりしない、強い意志と信念により、町の中を皆変えちゃうの。協力する連携の力も強くて、一直線を貫いて、やると決めたら、やり終える!!みたいに暑苦しいよ!(笑)」
伊織「葵のいる地域は、頼りになる人多そう。変えられないと大変なこともあるのにね…」
葵「この先なにおきるのやら。」
歩行しつつ交わされる、軽やかな会話の中、二人は、異変となるのを見つけた。
町の人「あたし、うたはきらい!うたなんてとてもきらいなの!」
そう話す子は、おとてらしという古来よりこの土地に伝わる石を、遠い所へ行き、竹鉄砲を使い、他の地域へと投入した。
それは、たまたま、いつしか葵に拾われた石。『おとてらし』
葵「あれ!あの石!私の持ってる平形の石とおんなし!!」
伊織「本当!とめないと!」
葵「いけないったら!!」
二人して、知らない子の手から、竹鉄砲をつかみ取ると、その子は、走り去ってしまった。
葵「…こんなにたくさんのおとてらし…町の中に落とそうとしていたのね…この竹鉄砲、処理の仕方わからない…」
伊織「これ…手作り。」
葵「とにかく、早く帰ろう。危険よ、ここらへん。」
何事もなく、二人は帰宅した。




