まああったことのない好きな他人より会ったことのある、自身の願い、願望をかなえてくれない化け物まあ君の言いかたで言うと友達のほうが大事というのは嫌いじゃない
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
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第二次試験が開始されしばらくたったころ、時は遡り、静謐の啓きカイバ真悠とリズアルベールは記憶の花屋エリザベスアルベールの捜索をしていた。
「君は彼が死んだら悲しむのかい?それとも、殺した相手に恨みでも募らせるのかい?」カイバはあざけるように聞いた。
「もちろん悲しみますけれど、ダイヤモンドブリザードちゃんを恨む気にはなりません、彼女は可憐です。」少しばかりの申し訳なさのような不思議な感情を胸の中に抱きながらリズアルベールは言った。
「なるほど、まああったことのない好きな他人より会ったことのある、自身の願い、願望をかなえてくれない化け物まあ君の言いかたで言うと友達のほうが大事というのは少しばかりいかれていて僕は嫌いじゃない。でも君の本音はどうだ?」何か深いところでも覗き込むみたいにリズアルベールの瞳をしっかりと見据えるカイバ真悠。
「本音はどっちにも助かってほしいです。私欲張りなので、カイバ先生だから。」リズアルベールもカイバの瞳をしっかりと見据え言った。
「どっちも助けてきてください!」リズアルベールはこれまでにないほどに強い口調で言った。
「ふん。まあそうなるよね、童君が死んでいても僕を恨むなよ。それと今からやる事は君の願いをかなえるために、やるわけではないと言ったら、少し嘘になるのだけれど。その動機は全体の30パーセントほどにすぎない。」カイバ真悠は何かを含むように言った。
「どういう意味ですか?それ」リズアルベールはそのまま思ったことをところてんみたいに口に出す。
「いや嫌な予感がするんだ、多分だけれど欲張りなのは君だけではない。もしかしたら君が乗っ取られるよりも質の悪いことになる可能性がある。」カイバ真悠は少し声をハスキーなトーンに落としながら言った。
「欲張りなのは君だけじゃないってもしかして。エリザベスアルベールの話ですか?」リズは今にも吐きそうになるその名前をしっかりと言い切った。
「ああ、もちろんそいつのことだよ、僕がしているこの想像はもしかしたらなんだけれどね、、、」カイバは哀愁を孕んだ目線を空へと向ける。
「言ってください、」リズアルベールはそらしたカイバの目線に合わせようとする。
「記憶の花屋の本当の狙いは君もしくはダイヤモンドブリザードなのではないかという話だ。」リズアルベールはそれを聞いた瞬間嗚咽のような吐き気が全身を巡った。リズを生み出した母否創造主がダイヤモンドブリザードという一人の少女を乗っ取ろうとしている。こんなことは思ったことはなかったけれど、そんなことが起こるなら自分が乗っ取られたほうがましだ。
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「どうやってですか?その方法は」何も考えず口に出していた。




