私に母としての愛情なんてものが残っているのなら、僕に友としての友情なんてものが残っているのなら
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
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試験が始まってしばらくたった後、剣の王不撓の蒼響に静謐の啓きカイバ真悠は自身の腕を切断した、お詫びとして一発銃弾を打ってもらう約束をした。
拳銃、正確にはカイバが星間魔術によって顕現させたグロックgen19から一発の弾丸が放たれた。それは、一直線に進みカイバがアルファケンタと呼んだ星のようなマバユキ魔法陣に衝突する。「パンパンパンパンパン」そう何度か跳ね返ってダイヤモンドブリザードの魔鏡反響によって雲が無くなった、地面へと向かっていく。跳ね返る時に描いた形はまるで、ケンタウロスのようだった。
「私の打った銃弾はどこに向かったのですか?」剣の王不撓の蒼響は、幼子が落とし物でも探すみたいにやんわりとした言いかたで言った。
「いや、それは僕が答えないほうがいいだろう、そうだろうお母さん?」さっきまでの饒舌とは打って変わってずっと黙っている記憶の花屋に向かってワンテンポ置いて目線を向ける。カイバがワンテンポ置いた理由は両の腕が無くなっていたことを忘れていたからだ。
「そうですか、、まあそうかもしれません」記憶の花屋は自身がしゃべれるということを思い出したようにふんわりとした言いかたで言った。
「どこに行ったのですか、あのケンタウロスは、」
「私の娘に会いに行ったようです。私的にはそんなことをしても無駄だと思いますけれど、、」記憶の花屋は少し気に入らないような声で言った。
「君が自分自身の意見を言うなんて珍しいこともあるね、雨でも降るのかな?」カイバはウザい言いかたで言った。
「雨なら降ったじゃないですか、先ほど上に向かって、其れのせいであなたは負けたのでしょう?」記憶の花屋は冷笑を混ぜながら言った。
「本当に君は何でも知っているのだね、君はどっちにかける?僕はもちろんリズアルベールにかけよう」カイバゆったりと聞いた。少し自分の想像する新市の要素を混ぜながら。
「私は娘を依怙贔屓するタイプではないので、ラキオさんにかけましょう」記憶の花屋はこうなることが分かっていたでもなぜか、カイバがその銃弾を打たせるのを止める気にはなれなかった。
「彼女に銃弾を打たせておいてよく言うね、もうふてくされてしゃべれないのかと思った、」カイバは笑顔で言った。
「いや、一方的なのはつまらない。」本心のつもりだった。でも本当はリズアルベールに対する愛情。いやそれではないのかもしれない。だって愛情とは感情の一つだから。でも死んでほしくないという母としての本能が少しの間記憶の花屋エリザベスアルベールの口を閉ざさせた。どうなるのかが分かっているのにもかかわらず。
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