友達がやっている新興宗教を友達に勧めるのはどうなのだろう?
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
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試験が開始され、しばらくが経ったころ、ダイヤモンドブリザードはこの学園の顧問であるカイバ真悠との戦闘で彼を無力化することに成功した。しかしその戦闘が終わり漁夫の利を狩るようにやってきたのはダイヤモンドブリザードのこの学校に来てからの初めての友であるリズアルベールと同じ顔をした、記憶の花屋と呼ばれる魔族であった。ダイヤモンドブリザードは記憶の花屋の奇襲により意識を失う。それを守るように間は言ったカイバ真悠。ダイヤモンドブリザードをかけた戦いが、カイバ真悠と記憶の花屋の間で起こる。その戦いは、静謐の啓きカイバ真悠の勝利で終わった。しかしとどめを刺そうとしたその時青いフードをかぶった少女がカイバの残った右腕を切断しながら現れる。
「困るか、でもその人を殺せないと僕が困るんだよね、どうかな?いま一度考え直してみる気はないか?」静謐の啓きカイバ真悠は右腕を切り落とされながらもあたかもそれが毎朝のコーヒーを飲むみたいに日常めいた異常に落ち着いたトーンの声を崩さないで言った。
「それは、申し訳ありませんですが、これは神の導きでもあるのです。耳を澄ましてみてあなたにも、、、」その先は何も言うことはなく目の前に碧いフードをかぶった少女はカイバの右腕を軽く結界の端に放り投げ自身の手を願うように合わせて言った。カイバそれを見ながら、上げた口角を少し落とした。
「神の導きか、、其れって君の本音か?じゃあその人殺さなくていいから、僕の質問に二つほど答えてくれないか?あとお願いを一つ聞いてほしい」カイバは上目遣いで言った。記憶の花屋は何かを考えこんでいるようで二人を見ながら黙り込んでいる。
「別に構いませんけれど、あなたのこの方への殺意はその程度のものなのですか?」青い色の動物の耳が付いたフードの少女は願うように結んだ手を崩さぬまま言った。
「殺意はある。けどもう殺せないよ、だって手がないもん」カイバは自身の放り捨てられた右腕を無い指で指さしながら言った。イマジナリー指だ。
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「手がないのなら蹴り殺せばいいじゃない、足がないのなら噛み殺せばいいじゃない、何もないのなら神殺せばいいじゃない、人を殺す覚悟ってそういうものじゃないかしら?」まるで道徳でも説くみたいに、殺意についての持論を展開する少女。
「正論は僕好きなんだけれど、それは無理強いという奴じゃないのかな、まあいいや、君のことは噂に聞いただけなのだけれど、天海衆の一人第一師団団長 剣の王不撓の蒼響であってる?」カイバ今の会話に飽きたのか、質問を始めた。
「はい、一般的にはそう呼ばれています。」目の前の少女は首をこくりと動かしながら言った。
「そうか、、じゃあ二つ目天海衆が彼女を守るのは、何のため?そんなどこにでもいるような上級魔族守ったところで、なにも得はないと思うのだけれど、」カイバは首を遊ぶように動かしながら聞いた。
「それが導きだからです。」蒼響は答えになっていない答えを言った。
「なるほど新興宗教というのが儲かる理由がわかる、何を聞いても質問した側が損をするような答えがあるというのは実に便利なものだ。」カイバは少し冷たいトーンで言った。
「それでお願いというのは何ですか?」
「ああそれは簡単、その生ごみについている銃で撃ってほしい場所があるんだ。」カイバは子供が秘密基地でも作るみたいな声で言った。




