無限のように続く夢幻の友情も無碍にはできない
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
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試験が開始され、しばらくが経ったころ、ダイヤモンドブリザードはこの学園の顧問であるカイバ真悠との戦闘で彼を無力化することに成功した。しかしその戦闘が終わり漁夫の利を狩るようにやってきたのはダイヤモンドブリザードのこの学校に来てからの初めての友であるリズアルベールと同じ顔をした、記憶の花屋と呼ばれる魔族であった。ダイヤモンドブリザードは記憶の花屋の奇襲により意識を失う。それを守るように間は言ったカイバ真悠。今ダイヤモンドブリザードをかけた戦いが、カイバ真悠と記憶の花屋の間で起こっている。
「面白くはないですが興味深くはありますよ、、それはファニーではないかもしれませんが、、」記憶の花屋はさっきまでのゆったりとした攻防が嵐の前に揺れる一凛の花だったと示すがごとき嵐のような猛攻をカイバに浴びせる。しかし口調は相も変わらず穏やかなままだ。先ほどと違うことで言えばカイバからの返答が無くなっている。右左蹴りそれらすべてがカイバを包み込むかのように撃ち込まれる。もう血反吐すら出てこないほどにぼろぼろ。カイバの体は血が乾き干からびた。まるでミイラですら彼の姿を見たら笑うのかもしれない。しかしカイバは倒れない、いまだカイバの海馬の入った脳内の中では、逆転する方法はないかここから全員助かる方法はないか?それを探すことをやめなかった。別に高尚な理由があるわけではないただ諦めるのがめんどくさい思考を止める事すらカイバはもうできはしないほどに追い込まれていた。
「あなたは頑張っていませんねでも勝とうと努力はしている、何なんでしょうね其の石、じゃなかった其の意思は?まあ」そういうと彼女は左手に力を籠める。向かい合ったカイバに向かってその手を打ちこむ。
それに対して、カイバはにやりと笑う。
「魔鏡反響 星間魔術 第六軽減魔層 夢幻トリガー」その瞬間カイバが記憶の花屋の目の前から消える。目の前から消えただけではない。カイバの存在自体がこの結界内から消える。次の瞬間カイバは記憶の花屋の背後に立っていた。ひんやりとした鉄の感触が花屋の後頭部に押し付けられる。
カイバの星間魔術は夢幻も星龍の記憶も不動もそれらすべてがプラネタリウムのような投影魔術の応用にすぎない。例えば不動なら魔術効果が発生する瞬間にその魔術に何のルールも持たないルールを除外する魔術を投影して打ち消しているだけ、夢幻だってそうだ幻を只々結界内に投影するだけ、だがこれらの魔術はどれも記憶の花屋にはクリティカルに刺さる。
「それは、何ですか?いや、魔鏡反響の理屈はわかる大方魔術的制約を自身の生命の危機と設定しておき自動発動するように促したのでしょう。ですがわたしが聞きたいのはその効果です。私はこの結界内では全能ではないが全知ではある。全ての未来が見たいだけ見れるんです。なぜそれが読めないあなたは何を使った。」記憶の花屋が珍しく自分のテンションが上がっていき、胸の高鳴りを感じていた。その心臓の高鳴りがこの状況には沿った良いBGMだと自分でも思う。
⠀⠀⣀⣤⣤⣤⣀ ⠀⠀ ⣀⣤⣤⣤⣀ ⠀
⢠⣾⣿⣿⣿⠿⢿⣷⣤⣾⡿⠿⣿⣿⣿⣷⡄
⣿⣿⣿⠏ ⠀⠀ ⠈⠛⠁⠀⠀⠀ ⠹⣿⣿⣿
⢻⣿⣿⠀⠀⠀⣾⣿⣶⣿⣷⠀⠀⠀⣿⣿⡟
⠈⢻⣿⣧⠀⠀⠻⣿⣿⣿⠟ ⠀⢀⣼⣿⡟
⠀⠀⠙⢿⣿⣤⡀⠈⠛⠁⢀⣤⣿⡿⠋⠀
⠀⠀⠀⠀⠙⢿⣿⣦⣤⣴⣿⡿⠋
⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠙⠻⣿⠟⠋⠀⠀
「いや、君は僕と自分とこの結界内の情報しかわからない。つまりさ、僕にも幻だと思っていることは君にだって、幻として映る。それはそうだだってこの結界内だけとはいえ、君は未来を見ているんだ、夢や希望それに不安、未来に対する懸念なんてものは今や過去を正しく見れていないから発生する。逆に今と過去を見れている君には発生しえない感情だ。危機感が足りねえなやっぱ、僕はいつだって最悪を想定する」淡々とカイバ死刑宣告でもするようにでも時折同僚と無駄話でもするみたいに淡々と言った。




