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友情と愛情の生命の雫

国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。


  第二次試験が開始されしばらくたったころ、リズアルベールとラキオレヴィオンの戦いが始まった。その戦いはリズアルベールの勝利に終わる。そこに静謐の啓きカイバ真悠たちが合流した。

そこで合流したダイヤモンドブリザードに生命の禁呪を使えばリズアルベールの親友である、ラキオを生き返らすことが可能らしい。しかしそれには魔族であるエリザベスアルベールの命が必要だった。エリザベスアルベール自身は命を分け与えてもいいと言っている。

 「エリザベスアルベールさん!いや記憶の花屋さん、私はあなたに助けてもらったことも忘れないし、貴方との友情も記憶の中でカイバの中でしっかりと思い出として大切にしていく所存なのです。」ダイヤモンドブリザードは翡翠色の眼から雨上がりの新緑のような一滴の水滴をたらしていった。

「そう、別にそれはあなたの体を乗っ取ろうとしていただけでひとかけらの優しさもと伴わない利己的な欲求からの行動だから気にしなくいいわよ」記憶の花屋は突き放すように言った。


 「エリザベスアルベールさんがツンデレさんなのも忘れないのです。最後に本当の名前を教えていただけませんか?」敬礼のポーズをとりながらダイヤモンドブリザードはわざとらしくにやけて見せた。

「あなたに名乗るようなものはないわね私魔族だから」

「それはへたくそな嘘なのです!」

「あなた気づいていたの?でもどちらにしろあなたに名乗るような気分ではないわ、」記憶の花屋は少し苦虫を噛み潰したように言った。

「必要なのですよそれが、この魔術の条件なのです」ダイヤモンドブリザードは珍しく食い下がらない。

「リアイアルベール」彼女は淡々と言った。

「ふ、やっぱりあなたが知りたかったのはカイバさんの言う通りアイだったようなのですね」ダイヤモンドブリザードは少しニヒルに笑った。リズアルベールはその会話を聞いても、頭の中には困惑しかなかった。おかしいだってその名前は記憶の花屋エリザベスアルベールに乗っ取られたはずのリズアルベールの母親のものだったから。「どういうこと?」リズは彼女に聞いた。その時リアイアルベールと名乗った彼女は振り向き笑った。その笑顔は今までの無味無臭な無機物のような笑顔ではなく、まるで母親のような笑顔だった。その笑顔に対してリズは何も聞くことは出来なかった。


 「それでは始めさせていただくのです!」ダイヤモンドブリザードは惜しむように言った。

「大地よパオバブよ光よ水よ生命よ力を汝に分け与えてほしいなのです。対価はここに、、、」そういうとリアイアルベールの服の袖をゆったりとつかむダイヤモンドブリザード。そして先ほどリズアルベール自身が心臓を貫いたことで絶命させたラキオレヴィオンの死体の近くまでゆったりと二人で歩んでいく。するとその三名の周りをこの森に存在する、数多の植物から太陽から滝や川から精霊のような形をした魔力が覆っていく。

「生命魔術第二魔層フェアリーライフ対象ラキオレヴィオン対価リアイアルベール」集まった精霊たちがラキオの上でハート型になっていく。

 ⠀⣀⣤⣤⣤⣀ ⠀⠀ ⣀⣤⣤⣤⣀ ⠀

⢠⣾⣿⣿⣿⠿⢿⣷⣤⣾⡿⠿⣿⣿⣿⣷⡄

⣿⣿⣿⠏ ⠀⠀ ⠈⠛⠁⠀⠀⠀ ⠹⣿⣿⣿

⢻⣿⣿⠀⠀⠀⣾⣿⣶⣿⣷⠀⠀⠀⣿⣿⡟

⠈⢻⣿⣧⠀⠀⠻⣿⣿⣿⠟ ⠀⢀⣼⣿⡟

⠀⠀⠙⢿⣿⣤⡀⠈⠛⠁⢀⣤⣿⡿⠋⠀

⠀⠀⠀⠀⠙⢿⣿⣦⣤⣴⣿⡿⠋

⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⠙⠻⣿⠟⠋⠀⠀

 やがてそれらから雫が一滴ラキオに向かって垂れる。

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