幼馴染というか親友というか化け物というか、そんな人に殺されかけた。
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
第二次試験が開始されしばらくたったころ、リズアルベールとラキオレヴィオンの戦いが始まった。その戦いはリズアルベールの勝利に終わる。そこに静謐の啓きカイバ真悠たちが合流した。
そこで合流したダイヤモンドブリザードに生命の禁呪を使えばリズアルベールの親友である、ラキオを生き返らすことが可能らしい。しかしそれには魔族であるエリザベスアルベールの命が必要だった。ダイヤモンドブリザードはエリザベスアルベール真名リアイアルベールの命を引き換えに「生命の泉」という魔術を発動した。
その雫はゆったりとリズアルベールによって貫かれたラキオの心臓へと形を変えていく、
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「なんで!なんで?」リズアルベールはここまでの事件の原因であるリアイアルベールの背後にまるで幼子が保護者におもちゃをねだるみたいな純粋な声で語り掛ける。「わかんないよあなたのことは全く、でも、、」その時にリズアルベールの脳内に浮かんでいたのはおぼろげながら、残っていた。母であるリアイアルベールの記憶であった。彼女は笑っている。それは無味乾燥といってもよい乾いた笑い。でもリズアルベールの手を握る彼女の手は暖かさを持っていた。それは母親らしいと言ってもいいものだ。
「なんであなたはあの時はお母さんだったの?」リズ自身もこんがらがった頭でできるだけ意図が伝わるように言った。それは波にのまれおぼれていく感覚に近い。それに対し、リアイアルベールは振り向いた。口を開くしかし、、、
やがてリアイアルベールは重力に負けるようにゆったりと倒れていく。
「ドクン」ここにいるリアイアルベール以外の全員に聞こえる。鼓動の音が響く。やがて精霊たちが集まることによって生まれたそのハート形の魔法陣は、雲散霧消と消えていく。ラキオレヴィオンリズアルベールの親友であり、魔族であり、リアイアルベールの協力者でもあり、この学園の受験生でもある彼はゆったりと体を起こす。「これはひどいな」彼は吐き捨てるかのようにリアイアルベールの死体に対して言い放った。
「ラキオさん、お久しぶりなのです。」ダイヤモンドブリザードが死から舞い戻った。ラキオに対して、まず最初のモーニングコールをする。
「ああ久しぶりですね、これはあなたがやったんですか?確か僕そこの幼馴染に殺されたと思うんですけれど?」ラキオは冗談でも言うみたいに言った。
「はい、私がやったのです。リアイアルベールさんを殺してしまい申し訳ありません」ダイヤモンドブリザードはゆったりと頭を下げた。
「いやむしろ僕にとっては呪いを解呪してくれて様なものなので、お礼を言いたいくらいなんですけれど、、、まあさっきひどいなといったのは、そこでくたばっている嘘つきに対してなのであなたが気にする事ではありませんよ。」ラキオは妹をなだめるように言った。そんなことを言っている二人の後ろに貝のような形をした魔法陣ができる。
「そうですよそこの腐れ外道のことなど我が学園水上第九院シャコガイルの生徒となるあなたは気にする必要などないのですよ」後ろから瞬間移動し現れたのは、この二次試験の鬼役であるシャコガイル本人だ。




