転生したら友情が啼いていた天使だった件‼
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
第二次試験が開始されしばらくたったころ、リズアルベールとラキオレヴィオンの戦いが始まった。その戦いはリズアルベールの勝利に終わる。そこに静謐の啓きカイバ真悠たちが合流した。
そこで合流したダイヤモンドブリザードに生命の禁呪を使えばリズアルベールの親友である、ラキオを生き返らすことが可能らしい。しかしそれには魔族であるエリザベスアルベールの命が必要だった。エリザベスアルベール自身は命を分け与えてもいいと言っている。
「無限に広がる夢幻を見て私が感じたことそれは、夢うつつを所詮夢であり幻であり自身の中では影の部分でしかないという、現実。朝起きた時にはどんな悪夢を見ようと、人間というものはいつだってコーヒーを片手に新聞を読む。それを忘れ去ろうともしないからこそ忘れられる。例え千年もの情報量をもつ記憶の魔族である私であっても、いやむしろだからこそともいえるかもしれない、別にあなたが見せた幻影は私にとってみれば無限に広がる砂漠の中の砂粒でしかない。」それを言う、エリザベスアルベールがほんの少しリズにとってみれば感情的に感傷的に感動的なように見えた。カイバ真悠は両手を広げ理解できないとでも言いたげなジェスチャーをした。
「でもね、あんたはその砂粒の値段がしっかりわかっている、いや正確にはその砂粒に取りつかれてしまった。だからこんな選択を選んだのだろう?あんたが面白いとか興味深いだとかそんな感情を選ぶのだけが取り柄の孤独な悪魔だったのだとしたら、千年もあんたは生きてはいない。あんたは理解したかったんだ、その砂粒の価値を、だから今の今まで生きてこれた。でもあんたはさっき僕の無限の夢幻を見せる魔術で知ってしまった。それをね、、」カイバゆったりと生徒に言い聞かせるみたいに言った。
「それは何?私にはやっぱり理解できない。あなたの言っていることも、リズアルベールとラキオレヴィオンの友情も、今なぜ私がこんな選択をとろうとしているのかも、」エリザベスアルベールは空を見上げながら何かを取り戻すみたいに言った。これ以上カイバエリザベスアルベールに対して何かを言うことはなかった。
「まあいいわそういうことだから、ラキオ君を生き返らせたら私死ぬから、今のうちに何か言っておきたいこととかある?一応私はあなたの母親だから、まあそれはもはや肉体だけだけれど、、、」エリザベスアルベールは少し呪うような言いかたで指をさしながら言った。
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「死んでくれてありがとう、」リズアルベールは自分自身のことをお人よしで優しいと思っている。多分自認だけでなく他者からの認識も九割がたそうだろう。しかしこの時だけは優しくはなれなかった。
「あっそ」
「では始めます!」ダイヤモンドブリザードはこの場を終わらすみたいに早口で言った。
「ちょっと待ってくれ。一つ最後に確認させろ、、、」青い獣のようなフードをかぶったまるで天使みたいに優しい声を持つ少女がエリザベスアルベールに向かって言った。
「何か?」
「転生石は本当に零落の王墓にあるんだろうな?」
「別に私はあれにそこまでの価値は感じていない、私の住処にないのなら知らない。」
「そうか、、、」その少女は特にそれ以上は言及することはなかった。




