友達の死は死界が黒ずんでいく
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
第二次試験が開始されしばらくたったころ、リズアルベールとラキオレヴィオンの戦いが始まった。その戦いはリズアルベールの勝利に終わる。そこに静謐の啓きカイバ真悠たちが合流した。
「それって?」リズアルベールはカイバ真悠から言われた一言があまりによくわからなくてまるで新人舞台俳優の演技みたいな首の傾げ方で聞いた。
「それについては私から説明するなのです。」今度はカイバの左側のほうにいる少女が言った。よくよく見てみるとそれはダイヤモンドブリザードだ。正直言ってリズアルベールにとってこんなところで、こんな場面であまり会いたくはない少女ではあった。しかしそんな気持ちはつゆ知らず淡々と説明に入るダイヤモンドブリザード。
「簡単に言うとわたくしダイヤモンドブリザードは精霊なのです!」そんなことはもちろん知っている。この世界で生きる人間否生物ほとんどが知っているだろう。精霊王、氷の女王、生命の始祖。彼女を言い表す敬称を挙げればきりがない。
「知っていますよ、誰だってそんなことは、、、それが何になるんですか?」リズアルベールはゆったりと立ち上がりながら言った。リズアルベールの中には酸化しかけたコーヒーを出されたみたいな煮え切らない気持ちがあった。
「私は精霊の中の精霊、つかさどる根源は生命です。」それも知っている。とリズアルベールは言おうと思った。しかし言わんとしていることが少しわかりリズアルベールは唾をのんだ。
「生命の精霊王である私ならばラキオさんの命救う方法が一つだけあります。しかし今から使おうとするこの魔術は禁呪です。それに、、」ダイヤモンドブリザードはゆったりと子供に文字を教えるみたいにゆったりと言った。
「それに何ですか?」リズは出したことのないような強い発音で言った。
「代償が必要です。等価となる代償が、、」ダイヤモンドブリザードは彼女の中で出せる最も低く重い声で言った。
「それは、、、何ですか?教えてください。私に払えるものならば何でもいい、命だって、、、」リズはラキオさえ救われればなんでもよかった。別に自分自身の命だって、しかしこれを言うと、ダイヤモンドブリザードにとっての呪いになるのではないかと思い言わなかった。
「もともとのラキオさんならば、あなたの命を使い等価交換によって生き返られせることもできた。しかし今そこに亡くなられたラキオさんはエリザベスアルベールさんの魔血投与によって人間と魔族どちらに近いかといわれると、魔族なんです。だからあなたの命ではラキオさんを生き返らせることは出来ない。」ダイヤモンドブリザードは死刑宣告でもするみたいにいった。リズの視界が黒ずんでいく。
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「まだ話には続きがあります。しかしエリザベスアルベールさんとの命の等価交換は可能なんです。」ダイヤモンドブリザードはリズアルベールの目を真っすぐ見つめながら言った。




