君の友達を救うために君の仇が必要なんだ、
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
第二次試験が開始されしばらくたったころ、リズアルベールとラキオレヴィオンの戦いが始まった。その戦いはリズアルベールの勝利に終わる。そこに静謐の啓きカイバ真悠たちが合流した。
「じゃあ殺していいか、」別に何と言われようがそうするつもりではあった、しかし菊と答えてくれたのは、リズアルベールにとって僥倖だったのかもしれない。多分殺した後の後味が少しいい。リズアルベールはさっきの殺意を解放したときの感覚を思い出しながら。足に魔力を集中させる。そして10mほど離れたエリザベスアルベールに向かって飛ぶ、距離はまるで打ち切りまじかの週刊連載漫画の終わりみたいに縮まる。記憶の花屋エリザベスアルベールの眼前へとリズアルベールの景色が変わる。空中から見た彼女の顔は笑っているようでもあり、悲しんでいるようでもあり、まるで死んでいるようでもある。
まあそんなことはリズアルベールにとってはどうでもいい、只々今は彼女のことを殺さなければならないという使命感、否呪いのようなもので体滑らかな殺意とともに動く半身の体勢から、踏み切った右足を勢いそのままにエリザベスアルベールの顔面に向かって振り上げる。
, /
/ ,;;′ ”
/// /
/ / / 〝
/ / /
’ / / /
/ ' /'
/{,;/ 〃
;j,iジ /
'/ ・; /
,イ / イ/ ”
/ i/ ;/
/ , , ′
,/ ,;ィ /
/ //
;/ //
/ /
ァ ;/
ア ィ"
,.:'イ
閃光一千。光のような何かがリズアルベールとエリザベスアルベールの間に瞬く。「カラン」まるで小枝が倒れたような音が閃光の後に響く。その振り上げた足がカイバ真悠の右側にいた、青い獣の耳のようなものが付いたフードを深くかぶった小柄な人物に鞘に入れたままの刀の鍔と鞘の間のわずかな凹凸を使って器用に止められる。「元気だな、恋人に振られでもしたのかい?」まるで天使のような声でその人物はわざとらしく空いた右の手であくびのようなジェスチャーをはさみ刀でリズを軽く払う。
「カイバさん、なぜその化け物を生かしているんですか?」吹き飛ばされて跪いたリズは単刀直入に聞いた。「君の友達を救うためだ」カイバは冗談じゃないと言いたくなるような冗談を言った。




