友情の滝行
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
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第二次試験が開始されしばらくたったころ、時は遡り、静謐の啓きカイバ真悠とリズアルベールは記憶の花屋エリザベスアルベールの捜索をしていた。リズアルベールは記憶の花屋の元へとカイバの助言をもとに向かった。これは幼馴染であるラキオと出会うためでもある。カイバとはここで別行動となる。
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漏れ出る光はそこにいる二人をまるでスパンコールのように照らした。洞穴の薄暗い天井が二人の青春みたいな碧い色に変わる。
「別に洞穴を壊したところで君はこの状況を打開できたわけではない。だろ、どんな?まあいいか言葉は」ラキオはリズアルベールがどんな風にラキオの水属性第3.14159265359魔層クリスタルチェーンを破ってくるのかが楽しみで仕方なかった。戦いが楽しいなんてことは柄ではないのだけれど、リズの前ではやはり笑顔を隠すのが難しい。
「私は君ともっとお話ししていたいのだけれど、、、」そういいながらリズは右足軽い地割れが起こるほどに踏みしめる。
「第四魔層 侍」そうリズが詠唱した瞬間ラキオレヴィオンは時間が止まったように感じる。リズは草木がゆったりと動いているのを感じた。自分自身の感覚という感覚が歴戦の侍が持つ刀のように鋭利に伽すまれされていく。ラキオはリズに対して何か策があるのかを思案していたようだが、リズの脳内には別に作戦などなかった。リズの持つただただ血の匂いのする場所に群がる獣のような純粋な感覚、それだけで見つけたラキオの魔術の欠点。
リズが右足を地面から放した瞬間正確には、ラキオにはリズが瞬間移動でもしたかのように見えた。10mほど離れていたはずなのにまったく音もなく彼女はそこにいる。そこで青い空に向けて刀を振り上げている。リズは先ほどのようにラキオをラキオが顕現させた水晶ごと吹き飛ばす。ラキオはただただそれを眺める事すらできず気が付いたころには洞穴から100mほど離れた滝に打ち付けられていた。この瞬間ラキオのクリスタルチェーンは形を保てなくなる。
「ばれていたのか、いや感じたって感じか」思わずラキオは滝の水に打たれながら口に出す。リズは100mほど離れた滝までラキオが気づいた時にはたどり着いていた。「結論から言えば、君の水属性第3.14159265359魔層クリスタルチェーンは水に触れた瞬間に瓦解する。」リズは普段通りの段取りで言った。「水属性の魔術というのはセオリーでは雷属性の魔術で対応する。なぜきみは僕に雷の魔術を使わなかった?」ラキオはゆったりと感想戦でもするみたいに語り掛ける。「そっちに私の死の芳香がしたからかな?たぶん君のクリスタルチェーンはおそらく雷属性の魔術に対しての魔鏡反響が仕掛けられている可能性が高いだから雷属性の魔術は使わなかったんだと思う」リズは思ったことをそのまま言う。
「いいね、、」ラキオはそれ以上は特に何も言わない。
「だからほかの突破方法を考えていた、すると一つよぎった君の水魔術は魔層を円周率に近い値に極限まで操作し円形を保っている、これに水が注がれたのならどうなるだろうって、そしたらいろいろつながった。納得が言ったってほうが近いかな。なんできみが洞穴に誘い込むようなことをしたのだろうって。ほらさっきまで曇ってたじゃん?」リズは空を指さす。「君が怖がったのは私じゃなくて雨なんじゃないかってさ、」




