友情では終わらない藍に花束を
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
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第二次試験が開始されしばらくたったころ、時は遡り、静謐の啓きカイバ真悠とリズアルベールは記憶の花屋エリザベスアルベールの捜索をしていた。リズアルベールは記憶の花屋の元へとカイバの助言をもとに向かった。これは幼馴染であるラキオと出会うためでもある。カイバとはここで別行動となる。
「これ、いるかい?」ラキオの右手には花束があった。青色の花。それはいまリズアルベールが髪飾りとしてつけているものと同じ。
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それは、過去ラキオがリズとの決別の時に置いていった花と同じ。それは、彼女の妹のルリの髪の毛の色と同じ。リズは少し離れたところからその花束を見つめる。何かその花を見ていると胸が苦しくなる。これは何という感情だろうか。しっとりとした嫉妬だろか?いや何か違う気がする。ラキオがもし違う花を持っていたなら、身勝手に恐ろしく身勝手に私は、、
「殺したくなっていただろうから、それでよかったやっぱりラキオ、、君のことを殺したくはないと今胸を張って言える。その花を持つ君を見るだけで」なぜだかそれを言ううちに、私の瞼は少しづつ湿っていった。わからない。
「この花は瑠璃繁縷、今から君は僕に花ことばを聞く。」ラキオはいつも通りの平坦な声を崩さない。やっぱりラキオの声は意図的に加工が施された音楽のようだと思う。いっつも楽譜の上には♭が不自然じゃないくらいについている。
「なんでよ、」リズは少し泣きながら少し笑った。
「君の涙の意味を教えてあげることができるから。」ラキオの眼鏡の奥の眼が先ほどの爆発によって漏れ出た太陽の光で少し見えなくなった。
「その花の言葉を教えて」リズはいつも以上に素直に聞いた。自分の感情を知りたかったから。
「同情」
その花束がやがて少しづつ形を変える。それらは槍のような形に変わったこちらに飛んでくる。それ等をかわした。今のはかわして下さいとでも言っているような速度だった。
「よけるなよ、ラブレターみたいなもんなんだぜこれって。」ラキオは悲しそうに言った。それがあまりに演技くさくて少し笑えた。
「よけるよ、君からのラブレターなんて怖すぎる。」リズは恥ずかしがらないで言った。
「愛してる」ラキオは言った。
「水属性 第3.14159265359水晶の祈り」ラキオの周りはシャボン玉みたいな丸い円形の魔法陣で囲まれた。
「なにも聞こえてないから」リズは言った。
「魔層武装 斬撃」リズの周りに少し大きな魔法陣ができそれらが甲冑へと形を変えて、リズはそれを身にまとい、余った魔法陣が刀に代わる。




