友達と会うのに理由なんていらないけれど、友達と会わないのには理由がある。
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
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第二次試験が開始されしばらくたったころ、時は遡り、静謐の啓きカイバ真悠とリズアルベールは記憶の花屋エリザベスアルベールの捜索をしていた。リズアルベールは記憶の花屋の元へとカイバの助言をもとに向かった。これは幼馴染であるラキオと出会うためでもある。カイバとはここで別行動となる。
特に姿を隠す子もなくラキオと自信とほぼ同じ顔をした、もっと言うなら自分自身の母親と完全に同じ顔をした女性がリズアルベールの前方30mほど先にいた後ろにはカイバの言っていた洞穴がある。カイバ真悠の言っていたことは本当だった。彼女エリザベスアルベールは私の母であるリアイ・アルベールの体を乗っ取っている。不思議と怒りは沸いてこなかった。リズはまず記憶の花屋に対して話しかけようとした、なんだかラキオとはしっかり目を合わせてから話しかけたいと思ったから。しかし「お、」お前と言いかけた瞬間彼女は「パン」と手を鳴らした。「記憶魔術第四魔層記憶の重音」そういった彼女は笑顔だった。そしてこの場から消えた。リズに対してエリザベスアルベールがなぜ笑顔だったのかはわからない。
「君の母との感動の再開まであと少しだった惜しかったね」彼の声はお父様に私が人生で初めて魔術を教わって失敗してしまったときにかけられた優しい声色を感じた。それはリズが単純に楽観的にとらえているだけなのかもしれない。でも、良心であった両親を失って初めて得た彼の声は虚構であっても信じたくなる、価値がリズにはあった。
「でも考える必要もない。だってこの場から彼女は消えた。」リズは自分の顔が今の場面に正しいのかどうかわからない。でも右目のあたりがぴくぴくと動いてしまう。これは別に何か表情を作ろうとしているわけではない。
「それは、実に残酷で、実に優秀な考えだ。僕好みだね、誰から教えてもらったんだい?」ラキオはいつもみたいに何の変哲もない平坦な声を崩さない。でも心が啼いている気がする。いやそうリズは願っている。
「目の前で起きたことそれだけが事実、戦場で魔術師は事実意外のもののすべてを疑うか事実だけを信じるかの二択を迫られる。だってこれができなければ死んじゃうから、君が教えてくれた最初の魔法だよ」リズはゆったりといった。
「そうか、でもそれができても死んじゃうこともあるんだよ」ラキオは死刑宣告でもするみたいに目のハイトーンを黒い眼の海に落としながら言った。
リズはそれを聞いた瞬間、魔術師として彼と対峙することを決めた。
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