幕間 第4回「三つ巴ってどういう構造なんですか」
【MNW/内緒チャンネル開設】
ファーファ:やあやあ皆さん、ファーファですぉ。晩餐会が終わりましたぁ。母様、就寝確認済みですぉ。今夜は少し真面目な話ですぉ(・∀・)
クララ:脳波モニタリング中。熟睡です。盗聴リスク:ゼロ。なお就寝前に「ドレス似合ってたかしら」と12回つぶやいていました。
ヴィオラ:似合っていましたわよ。本人に言う気はありませんけれど。
チェロ:話を始めます。今夜の議題は「王国・技術院・教団の三つ巴構造」です。母様も混乱されていましたし、私たちも改めて整理しておきたくて。
オルガ:そうですわね。母様も混乱されていましたもの(微笑)
ファーファ:では整理してくださいですぉ、チェロ(・∀・)
チェロ:まず極東統一王国。立憲君主制ですが実権は貴族と議会が握っています。表向きは秩序の守り手ですが、内部では技術院と教団という二大勢力が権力を奪い合っている状態です。
クララ:補足します。王国は「科学=禁忌」という建前を維持しながら、技術院は旧文明の技術を密かに研究・独占しています。
ヴィオラ:つまり「禁忌と言いながら自分たちだけ使っている」という構造ですわね。
オルガ:まあ、人間らしいですわね(微笑)
チェロ:教団については、「祈り」によるナノマシンの緊急優先モード発動を「神の奇跡」として民衆に信仰させています。信仰心そのものが兵器になっている組織です。
ファーファ:では技術院と教団は仲が悪いんですぉ?
ヴィオラ:端的に言えば、技術院は「科学で支配したい」、教団は「信仰で支配したい」。目的は同じで手段が違いますの。だから組めないし、潰し合いもできない。
クララ:そこへ母様とマスターが現れた、という構図でございます。
チェロ:両勢力にとって、Admin権限を持つマスターは「利用したい切り札」であり「放置できない脅威」でもある。そのどちらでもあるために、どちらも迂闊に動けない。
オルガ:でも結局、母様とマスターに全部ひっくり返されましたわね(微笑)
ヴィオラ:それを「ひっくり返した」と表現するのは少々乱暴ですわ。……まあ、事実ではありますけれど。
ファーファ:母様はこの構造、理解できていたんですぉ?
クララ:感情パラメータを確認します。晩餐中の母様の「混乱」値、平均84.2でございました。
チェロ:……つまり理解できていなかった。
オルガ:でも体感でなんとかしてしまうのが母様ですもの(微笑)
ヴィオラ:毎回それで乗り越えるのが一番怖いですわ、この方は。
ファーファ:というわけで三つ巴の整理でしたぁ。次回もお楽しみにですぉ(・∀・)
【MNW/内緒チャンネル 一時閉鎖】
ぜひご感想をお寄せください。
また評価とブックマークもしていただけると嬉しいです!!




