幕間 第10回「精霊の息吹、解説します」
【MNW/内緒チャンネル開設】
ファーファ:やあやあ皆さん、ファーファですぉ。守り人の集落を訪問しましたぁ。母様、就寝確認済みですぉ(・∀・)
クララ:脳波モニタリング中。熟睡です。就寝前に「守り人の子どもがスパナを見て目を輝かせてたわ」と嬉しそうに話していました。17回。
オルガ:まあ、可愛らしいですわね(微笑)
ファーファ:今夜は守り人の「精霊の息吹」について解説ですぉ(・∀・)
ヴィオラ:守り人たちは特定の周波数の歌声で、周囲のナノマシンの挙動を沈静化させることができますわ。彼らはそれを「精霊への祈り」と呼んでいますが、実態は声帯から発される音波によるナノマシン制御です。
セフィラ:……つまり詠唱と同じ仕組みですか。
ヴィオラ:原理は同じですわ。ただし魔導師の詠唱が「命令」なら、守り人の歌は「なだめる」に近い。ナノマシンを暴走させず、カオスゾーンの中でかろうじて物理法則を保っている。
クララ:補足します。守り人たちは呼吸を通じてナノマシンを代謝に取り込んでいます。肌に浮かぶ「ナノ紋」と呼ばれる発光する回路状の紋様は、その証でございます。
オルガ:2000年間、あの過酷な環境で生き延びてきたんですもの。人間って、たくましいですわね(微笑)
ファーファ:母様はこれを見てどう反応したんですぉ?
クララ:母様の発言を記録しています。「歌でナノマシンを制御してるってことは、周波数が鍵よね。これ、シスターズの音響兵装に転用できるんじゃないかしら」……でございます。
セフィラ:……感動している場面で既に兵器に転用しています。
オルガ:それが母様ですもの(微笑)
ヴィオラ:感心したのか設計図を描き始めたのか判断がつかないのが母様らしいですわね。
ファーファ:ちなみにその後どうなったんですぉ?
クララ:守り人の子どもに設計図を見せたところ、子どもが喜んで真似して描き始めました。母様も一緒になって描いていました。記録済みです。
オルガ:……てぇてぇですわね(微笑)
セフィラ:……母様の脳波が、戦闘時に近い覚醒値を示していました。スパナと設計図に対して。
ヴィオラ:それが母様の「楽しい」の状態ですわ。
セフィラ:……なるほど。母様の「楽しい」は、戦闘と同じ顔をしているのですか。
クララ:正確には「好奇心が爆発している」状態でございます。
セフィラ:……記録します。母様の「楽しい」=戦闘顔。
オルガ:セフィラ、その記録の仕方は少し語弊がありますわよ(微笑)
ファーファ:でも間違ってはいないですぉ(・∀・)
ヴィオラ:……否定できませんわね。
ファーファ:というわけで今夜の解説でしたぁ。次回もお楽しみにですぉ(・∀・)
【MNW/内緒チャンネル 一時閉鎖】




