表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異空間王子と妖精少女は王子様のスパイ  作者: 幻想桃瑠
◆◆◆――第三章 交換条件で願い星を手に入れよ!――◆◆◆
PR
27/71

第二十六話 ギルバート王子への手紙

 コンビニのお弁当が飽きてきたので、アレクシス王子からお食事を分けてもらった。

 キャベツのフォアグラなんちゃら仕立てに、ホタテのクリームリゾット。トマトのパスタキャビア添え。

 二人分貰ってきて、偽王子君と私でペロリと平らげてしまった。

 美味も美味、食後は盆と正月が総踊りしているようなご機嫌な気分だ。


 お腹が満たされた私と偽王子君は、暫く宝玉国の城下町を異空間に映した。姉の部屋で異空間からウィンドウショッピングを楽しんでいた。けれども、時間が経過するにしたがって、落ち着きがなくなってソワソワしてくる。


 考えるのはやはり――。

 アレクシス王子が、ギルバート王子の願い星を手に入れることができたかということだ。


「アレクシス様は、もうギルバート様にご相談されたのかな?」

『気になるね。ギルバート様ってどんな方なんだろうね?』

「やっぱり、お城に戻ろう!」

『うん、そうだね』


 好奇心に駆られた私は、ついにアレクシス王子の部屋に異空間の画面を合わせた。

 アレクシス王子は、机に向ってペンを取っているようだった。そして、文章を確かめて、にこりと微笑んだ。そして、封筒に入れて封をした。

 そして、傍に控えていたパトリック執事を嬉しそうに手招きした。


『パトリック、ギルバートに文をしたためた。渡してくれないか?』

『かしこまりました』


 アレクシス王子は、パトリック執事に手紙を手渡した。

 パトリック執事は一礼して、手紙を持ったままドアの方に歩いていく。


「パトリックさんが出ていくよ!」

『うん。ギルバート様の部屋に行くのかもね!』

「ついて行こう!」


 大きな部屋に、パトリック執事は入って行った。

 従者が沢山いる中で、身なりの良い若い男と、ドレスを着た誰かが椅子に座ってくつろいでいる。


『ギルバート殿下。アレクシス殿下から、ギルバート殿下にお手紙でございます』

『そう、ありがとう』


 ついに、パトリック執事はギルバート王子に手紙を手渡した。そして、パトリック執事は部屋から退室した。


「あの方が、ギルバート様か……」


 ギルバート王子は、気の強そうな顔をしていた。ギルバート王子は嬉しそうに微笑むと、ローズ第三王妃の元に戻って行った。私はそれを静観していた。


『蜜柑ちゃん、第三王妃のローズ様も居るよ』

「あっ、本当だ!」


 どこかで見た顔だとデジャビュを感じていたら、奥にいたのはあのローズ第三王妃だったのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ