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やっぱり手術をする事になった次男  作者: 夏目 碧央


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3/8

試したけれど

 一日、ポカリだけで過ごした次男。ドリンクゼリーは要るかと聞いたら、要らないと言った。

「今回はさほどひどくない。」

とも言っていた。私も夜に熱が出て、だるくて眠くてしんどかった。様子を見に行くのもたまに、になってしまうが、さほどひどくなくて良かった。これで救急車を呼ぶなどという事になっていたら、付き添った私が病院の廊下でぐったりしているところだった。

 このまま病院に行かずに治るかな、腸閉塞かどうか分からないな、と思っていた。翌朝、私がLINEに気づかずに家事をしていたら、電話がかかってきた。

「体調、大丈夫?」

次男からだった。

「もう熱も下がったし、大丈夫だよ。」

と言うと、

「ポカリ、お願いします。」

と言われた。起きたら何か飲みたいよね。また私は買いに走った。朝から出かけるのが慣れていないので、ゼイゼイしてしまう。というか、熱は下がったが、まだ体調が万全ではなかったのだ。


 午後に様子を見に行くと、また吐いてしまったと次男は言った。つまり、腸閉塞だ。「救急車を呼ぶのは~」にも書いたが、丸1日以上何も食べていないのに吐いてしまうのは、胃腸炎ではないのだ。枕元にはまた茶色い液体の入ったビニール袋が置いてあった。気の毒に。

「救急車を呼ぶほどじゃないけど、病院には行った方がいいね。」

次男が言った。

「もうすぐ治るだろうから、むしろ治ってから行った方がいい。」

とも言った。つまり、あれだね?

「手術するってこと?」

「うん。」

やっぱり。そりゃそうか。

「色々やってみたの?揉むとか、逆立ちするとか。」

そう聞いたら、

「そりゃ、やったよ。逆立ちみたいな事もやってみたけど、嘔吐を誘発しただけだった。」

そうか。気を付けていたし(よく噛むとか)、調子が悪くなってからも色々試したが、それでもダメだったと。しかも間隔が1ヶ月とは。次は何だ?半月か?

「急いで病院に行った方がいいね。すぐに手術できるわけでもないだろうし。」

と私が言ったので、早速病院の予約を取った次男。やっとお粥を食べられたのが翌日で、病院にはその翌日に行った。手術する事に決まった。だが3週間後だった。なんと、私の目の手術と同じ日だ。付いて行ってやれないし、お見舞いにも行けない。でもまあ、ご飯作ってくれる人がいない時に、病院食を食べられるのは却ってよかったかもしれない。しかし、ああ……その3週間後までにまた閉塞しないだろうか。手術の日は、ほぼ今回の腸閉塞を起こした日の1ヶ月後なのだ。

 まあ、病院の先生も同じ事を考えたのだろう。退院した時に出された漢方薬があったのだが、それを今度は食前に2袋飲むようにと、大量に処方されてきたのだった。今までは食後に1袋だったのだ。とにかく手術の日まで閉塞しないように。また閉塞してしまって炎症が起きたりすると、手術の日を仕切り直さなければならないのだろう。


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