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やっぱり手術をする事になった次男  作者: 夏目 碧央


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6回目の腸閉塞

 3月3日に退院し、少しずつ普通に食べられるようになった次男。翌週辺りからは、積極的に部屋の掃除をしたり、洗濯物を畳むなどの手伝いをしてくれたりと、まるで別人かと思う程“えらい子ちゃん”になった。(小さい頃はよく“えらい子ちゃんねえ”と言って褒めたものだ。)

 ということは、今までグダグダしていてあまり手伝いもしないし、身の回りの事をテキパキしなかったのは、具合が悪かったからなのか、と思った。元気ならちゃんとする子なのだ!そうか、今までは可哀そうに、と思った。

 その後……3月28日頃だろうか。また食事の量を抑え始めたので、調子が悪いのだなと思った。家族が順に風邪をひいており、次男も風邪をひいたと言って数日前から風邪薬を飲んだりしていたから、そのせいかもしれない。だが、きっと色々と外科の先生から聞いた事を考えて、対処するだろうと思った。もう腸閉塞にはならないだろうと、私は思っていた。

 ところが、30日の月曜日、夕飯を食べに来なかった。声を掛けに行ったら、

「あ。」

と言っただけで何も言わないので、てっきりパソコンで誰かとやりとりしていて、イヤホンでもしているのだろうと思った。だから、放っておいた。

 私も結局風邪がうつって、月曜日はしんどくて、早めに寝てしまった。朝になってみたら、次男の分の食事が冷蔵庫に入れられていた。夫が入れたらしい。

 いくらオンラインでイベントだとかゲームだとかが忙しくても、朝まで夕飯を食べない事は普通ない。だから、これはやはり……と悟った。私もしんどいのに。

 朝、起きてきた長男に次男の様子を聞いた。兄弟は隣同士の部屋で、音が丸聞こえなのだ。すると長男は、

「夜中の12時頃、吐いてた。」

と言った。うわあ、やっぱりか。でもまだ、腸閉塞と決まったわけではない。お腹に来る風邪をひいたのかもしれない。胃腸炎とか。

 何度か様子を見に行くも次男は眠っていて、昼頃にやっと起きている状態で話が出来た。

「具合どう?」

「どこまで聞いた?」

「吐いたんだって?」

「そう。1回だけね。」

「何か欲しいものある?」

「ポカリ、お願いします。」

ということで、ポカリを買いに走ったのだった。


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