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私は精霊ではありませんよ   作者: lassh-leyline
第四章   闇を払う者たち
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第三話   初めての戦い(実力)

まずは前哨戦。

第三話   初めての戦い(実力)



「・・・えっと、あなたたち何した?私は強化版盾。」

「んっと、耐熱対ショック防御。」

「敵を集めるための引力、彼女を中心とした・・・」

「高周波フィールド、触れると破壊される奴をユークちゃん中心に。」

 本人は暴走と肉体強化LV3これはたぶん無意識下のものだろうけど。


 壁から生えているのは、かわいい尻尾と魅力的なお尻。尻尾がピコピコしています。

 あ、這い出してきた。


「みんな酷いです、お洋服がボロボロになっちゃいました。ぐすっ・・・」



「ほう十体ものロックゴーレムを一撃ですか・・・思っていたよりやりますね。ですが主力のお嬢さんは戦意を喪失してしまったようですねえ、クククさて次の僕はまだ強力ですよ?」


 バーサーク状態でいきなり突っ込んでいったユークちゃんは危うく自滅するところをみんなのサポート魔法が飛んで・・・沢山居たゴーレム全てを巻き込んで壁に突っ込んでいきました。



 自称執事長さんはまだ何か言っていたようですが、こんなきわどい格好のユークちゃんを晒すわけにはいけません。

「これでも着ていてね。」

 ナナさんが着ていたローブをユークちゃんに掛けてあげた。裾を引きずりながら隙間からちらちらのぞく太ももがまた扇情的ですね。足は蹄ですが。

 今度はナナさんの危ない格好が白日の下に・・・大きく開いた胸元にノースリーブのワンピースさらにスリットが腰まで入っています。

 大きなリボンを腰に結んでベルトの代わりにしていますが。胸と腰とお尻の偉大さは隠せていません、むしろ強調?

 これでスパッツ履いてなかったら暴れてるよボクは。

 だけど、両手はナックルと一体になった無骨な籠手で覆われ、両足は膝上まで守るように幾つかのパーツで出来たロングブーツ。騎士でももっとスマートに見えるほど無骨で重そうな格闘用のものです。ちなみに胸元からちらちらとのぞくブラの金属製のカップがまた特製で凶悪なんだけどここでは内緒。


 いつの間にか黙って食い入るように見ている執事さん・・・沈黙が流れます。全員が怯えたように後ずさります。

「いやこれは失礼、つい見惚れてしまいました。さすがですね。」なにがさすがなんだか。


「とりあえずあなた方を処分せよとのご命令なので残念ですが、・・・本当に残念です。が、この場で処分させていただきます。」

 

 どこからか紅い魔石を取り出すとこちらに向けて放つ。

 ボク達の足下に落ちた石から黒石身のような影がにじみ出て、その中から魔獣ワーウルフが現れる。

 人並みの知能はあるが、人族との混血はしないため魔獣に指定されています。魔法は個体の特性によります。


「その様子では魔装格闘系の術者のようですがそこの雌馬ほどの強さはなさそうですね。」


 やっぱりこのおじさんも失礼だよ。改めてエフィちゃんの素直な優しさを思い出して涙が零れる・・・絶対連れて帰ってあげるからね!

「あの、おじさん。私この中で一番弱いんだけど・・・」

「あーいちいち答えてあげなくて良いから。」

 目をむくおじさんの前で体中の間接を砕かれ力尽きる狼。



「普通の挌闘だけでも結構行けるものね。」


 魔法のブーストのない相手じゃあこんなものか。



「ならばこれでどうだ!」


 今度は三つ投げつける。

 出てきたのは火炎黒犬(ヘルハウンド)が三匹。

 大きく息を吸い込んだあとボクたちに凄まじい(笑い)炎を吐き出してきた。ああ、可愛い可愛い(棒読み)。


 部屋の半分を覆うかという炎の壁は、一瞬にしてボクの手の内に集まる。口の中の炎まで持って行かれたわんちゃん達は目を白黒させている。

 

「炎なんてものはこうやって使うのよ。」

 取り上げた半分を左の犬にぶつける。一瞬にして頭だけが骨に変わる悲鳴すら出なかったね。反射的に飛びかかってきた二匹の内、手前のを炎を乗せた右手でなぎ払う。綺麗に切れました。残った一匹も怯えて炎を吐きながら後ずさりますが平然とその中を歩くボクを見る目が泣きそうでした。ですがこのまま放置するわけにも行かないので・・・痛くしないからね。



 執事のおじさんは大口を開けたまま呆然とこちらを見ています。

「もう通してくれないかな?」

「は、・・・いえまだまだこれからです。どうやら火属性は相性は悪かったようですね。ならばこんなのはどうですか?」



 次に出てきたのは筋肉!筋肉の群れ!!駄目筋肉は駄目!!

 しかも牛さん(ミノタウロス)たち素っ裸でしかも私達を見てみるみる内に・・・ああ、ボクどうにかなっちゃいそう。

 あれが目の前に迫ってくるよ怖いのに、嬉しいの。



「これ以上私達を怒らせてどうするおつもり?」


 ミンチの山を前に青筋立てたアスカちゃんが仁王立ちに・・・ああ、もうちょっと見ていたかったのに。


 筋肉ですよ決して前にそそり立っていたものじゃなくて筋肉のことですからね。


 ちなみにミノタウロスはどんな種族も孕ませることが出来ますが、生まれるのは全てミノタウロス。混血とはいえないので魔獣指定です。あれはすごそうですがはた迷惑な種族です。女性の敵です。(一部変なのはのぞく)







 まずい、作戦失敗だ。このままでは仲間が各個撃破される。


「は、あれだけ派手に真正面から飛び込んでこられたら陽動だと誰でも気が付くぜ。で、お前がこいつらの頭か?」

「今回はあっちが本隊だったんだがなあ。」

 気づかれないように逃げろよお前ら。まあ雑魚相手に後れを取るようなやつらじゃないが、こいつは本気で行かないとやばいな。かといって俺が食っちまうのはあいつらに悪いし・・・早く気付いてこっちに来てくれると良いけど。

 どうしてやろうか・・・

もはや手下の所有する奴隷獣程度では暇つぶしにも成りません。

次は何が出るか乞うご期待。


マル君ピンチ、次回まで生きていられるか?

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