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紀子さんの小さな事件簿  作者: 田舎娘
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2 紀子さんのエピソードは、まだまだ続きます。

◎紀子さん、まったりお茶の時間です。(現在)

  紀子さんの家庭菜園にはお茶の木があります。

  もっぱら、天ぷらにして頂いていました。でも、食べきれません。

  そこで、見よう見まねで、お茶を作ってみました。もちろん自己流です。

  レンジを活用して、ほんの数回の茶葉ができました。

  疑心暗鬼な旦那様とティータイムです。

  「おいしい!なめらかな味だ。」

  好評です。鼻高々の紀子さんです。

  久しぶりに、旦那様とまったり、お茶をいただきました。


◎紀子さん、お友達も類ともでした。(子供の思春期)

  紀子さん、長男さんと密談です。

  「初デートの費用をだしてあげる。代わりに、尾行させて。」

  長男さん、しばらく考えて、承諾。本人曰く、

  「巻きゃあ良いんだよ。」

  紀子さん、これをランチの肴に友人と楽しくお食事です。

  「おもしろそー。」

  尾行班、一名追加です。でも、場所が大事です。

  「どうせ、飽きるから、お茶のできるところがいいわね。」

  紀子さんのお友達は、やっぱり、紀子さんのお友達でした。


◎紀子さんの娘さん、苦笑いです。(こどもの適齢期)

  紀子さん、適齢期の娘さんに質問してます。

  「子供は、産まないの?」

  「まだ、結婚してないし。」

  「結婚しないの?」

  「彼氏いないし。」

  「作んないの?」

  「お母さん、彼氏は?で事足りるよね。」

  「だって、それだと一回で終わっちゃう。つまんないでしょ。」

  紀子さん、娘さんに苦笑いされました。


◎紀子さん、ちょっぴり罪悪感をひきずってます。(子供の幼少期)

  長男さんが赤ちゃんだった時。娘さんが、

  「赤ちゃん臭い。」

  ウンチをしたようです。硬いウンチで紙おむつです。

  「おむつ変えてくれたらお小遣いあげるよ。」

  娘さん、果敢にアタック。見事、完了。

  「お母さん、やったよ。」

  自慢げです。

  「今日は、何日?」

  4月1日です。絶望した顔を未だに覚えています。

  娘さんは、今も絶賛話として披露します。そして、同情されるそうです。

  紀子さんも、もう笑い話になりましたが、今もちょっぴり同情してます。


◎紀子さん、娘さんが純粋すぎて助かってます。(子供の幼少期)

  長男さんが赤ちゃんの時、娘さんが質問です。

  「私と赤ちゃんどっちがカワイイ?」

  紀子さん、『来たな。』と思います。

  「赤ちゃん。」

  娘さん、かなしそうです。でも、

  「どうして?」

  「こんなに小さいんだよ。かわいいでしょ。」

  「うん。」

  なんて、純粋でかわいい娘さんでしょう。扱いやすいとも言います。

  紀子さん、我が娘なのに・・・。


◎紀子さん、家ができました。(二人目の出産)

  紀子さん、長男さんを出産後、実家にお世話になりました。

  一週間くらいで手持無沙汰になりました。娘さんと遊んでいる時、

  「お家に、帰ろうか。」

  とつぶやいていました。つぶやきに、母のかえしが、

  「落ち着かないか?」

  「うん。ちょっとね。」

  「おまえにも、自分の家ができたんだな。」

  紀子さん、今も、その言葉を覚えています。

  どこか、さびしそうな母の顔と共に。


◎紀子さん、お弁当を作ります。(20代後半)

  紀子さん、旦那様にお弁当を強請られました。

  子供用のお弁当箱では足りません。

  焼き魚・卵焼きは定番です。あと、ウインナーもです。

  他は、冷凍食品とか夕食の一部を適当にチョイスです。

  「何か、違うんだよね。」

  「何が?」

  「お前のお弁当。」

  お弁当そのものだったはず。首をひねる紀子さんです。

  「お前って、まだ20代だよな。

  もう少し、色気のある弁当になんないの。」

  色気のあるお弁当とは、またもや首をひねります。

  「たこさんウイナーとかさ。星のニンジンさんとかさ。」

  うちの旦那様は、お弁当に何を望んでいるのやら。

  いっそ、香水でも振りかけてやろうか。

  そう思ってしまった、紀子さんです。ついでに、

  「お前は、何歳だー。」

  紀子さん、そう突っ込まなかった自分を、そっと褒めました。


◎紀子さん、欠席です。(現在)

  紀子さんに、同窓会のご案内が届きました。

  即、欠席に〇を付けて返信しました。

  今の姿は、見せたくありません。皆さんには、永遠にスレンダーな……。

  「その姿は、見せたくないよなー。」

  旦那様が、憎まれ口をたたいています。

  「お互い様ねー。夫婦は一心同体よー。」

  むなしさを隠し、紀子さんも憎まれ口です。

  残酷な現実に蓋をする紀子さんです。


◎紀子さん、挑戦です。(新婚時)

  紀子さん、美味しいお料理をと思い新しいレシピに挑戦しました。

  ビールの煮込み料理です。グツグツと時間をかけて煮込みました。

  仕上がりは上々です。意気揚々と旦那様の食卓に……。

  「これの為に、ビールを使ったのか。」

  旦那様は、美味しい料理より、ビールが大切なようです。

  紀子さん、手の込んだ料理はすまいと、思ってしまいました。


◎紀子さん、さすがに同意できません。(新婚時)

  紀子さん、知り合いに、お酒を飲めない方がいます。

  紀子さんと同じです。

  その方は、お料理のお酒にずーと置いてあったある日本酒を使いました。

  越〇寒梅です。その方の旦那様がずーと温めていたんだそうです。

  「だって、ずーと置いてあるんだもの、飲まないと思った。」

  お酒を飲めない紀子さんでも、それには同意できないと思いました。

  

  

  


読んで頂いてありがとうございます。

やっと更新できました。更新はエピソードがたまり次第になります。

取り合えず、完結です。

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