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通りすがりの陰陽師2  作者: チャーハン・神代
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九十六、歪む空

「は!?アイツだけ精神世界に入った?」


 戻ってきた雫と龍の話を聞き、俺は驚きの声を上げた。


「龍!今からでも追う!俺んトコ乗せて…。」


『それは無理だ。』


「なんでやねん!!!」


『本来異空間を行き来できぬ人間を、無理やり通したのだ。見てみろ。あの空を。』


 龍にそう言われ、上を見上げる。


「なっ…。」


 依然として荒れている空。その空に、まるでガラスの様にヒビが入っている。


『空間を開けられるのは、もって後1回分。あの小娘が戻ってくる時だ。もしそれ以上人間に空間の行き来をさせようものなら…。』


「クッ…ソ。」


 そんなこと、最後まで言わんでも分かるわ…。悔しさに、拳をギュッと握りしめた。


_______________________


「大丈夫。絶対帰ってきます。」

_______________________


「千晶…っ!」


 いびつに歪む空に向かい、名を呼ぶ。


 またしても俺は、信じて待つことしかできない己の無力さに打ちひしがれていた。

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