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通りすがりの陰陽師2  作者: チャーハン・神代
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九十四、何も見えない

「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」


 ドスッという鈍い音を立てて、硬い面上に落下する。


「いっててて…。」


 地面?に打ち付けてしまった背後を、手の届く範囲でさすりながら顔を上げる。


「どうなってるの…ここ。」


 龍我の精神世界に入ったのだから、他の場所であることは決してあり得ないのだが、なんだか様子がおかしい。

 どこか神聖さを感じさせる冷気、光の差しこまない洞窟の様な岩場、そこに混ざる神聖さとは相反する、冷たい空気。

 辺りを見回しても、暗くてそもそも見えないのだが、肝心の探し人の気配が感じられない。


「どこに…ん?」


 どこか遠い場所から、水の流れる音が聞こえる。


「…行かなきゃ。」


 龍我はきっとそっちにいる。不思議と、そう直感した。


 暗く、冷たく、光の無い空間。正直、すごく怖い。

 でも、だったら尚のこと龍我を放って置きたくない。

 水音のする方へ、私は手探りで歩みを進めた。

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