表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
通りすがりの陰陽師2  作者: チャーハン・神代
29/109

二十九、脅し

「何で…誰がそんなこと…。あなたも陰陽師なんでしょ?どうして悪霊を祓うのを邪魔するの?」


「陰陽術の使い道は、何も悪霊や妖怪を浄化することに限らないよ。呪術で恨みを晴らしたり、時には人を殺すことだってある。不思議なことは何も無いよ。」


 織雅の冷たい言い方に、表情がより固くなる。


「僕は上から言われた仕事をこなしているだけだから、理由も依頼者も知らない。ただ淡々と、課された使命を全うする。自分の目的が果たされるその時まで。」


 織雅は何かを誓うように、落ち着いた声でそう言いながら、懐から呪符を取り出した。


「でも今回の命令は、陰陽師を『止めろ』。殺せとは言われて無い。」


 織雅は腕を真っ直ぐ伸ばし、取り出した呪符を私の目の前に突きつけた。


「ここで君に残された選択肢は2つ。1つ目、僕の忠告を聞き入れ、君を含めた陰陽師たちに悪霊祓いを止めさせる。2つ目、ここで君の仲間をおびき寄せる餌となり、仲間共々僕に殺される。2つに1つだよ。」


 交渉でも何でもない。淡々とした脅しの言葉を私に投げかけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ