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二十八、仕事
「君の第二の質問。何故君が今こうして縛られ、ここに拘束されているのか。」
全てのワイシャツのボタンを留め直し、織雅は私の周りをゆっくりと歩きながら話を続けた。
「今回の仕事なんだ。」
「仕事?」
「そ。僕らが今回、『沙羅双樹』として請け負った仕事は、ここ最近全国を周って、封印が解けた式神に憑いた悪霊を祓っている陰陽師を止めろ。」
「…えっ…。」
織雅が話している陰陽師、それは確かに自分たちのことだった。
「やっぱり、君たちで間違い無さそうだね。」
私の反応を見て、織雅は納得したような顔をした。




